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書評とSFに関するsugimo2のブックマーク (9)

  • 第10回 セカイ終末戦争「SF思春期人間VS思春期SF」 - SF音痴が行くSF古典宇宙の旅  SF幼年期再読篇|WEB本の雑誌

    古典SFを読み始めて3年が過ぎ、「SF的自我の目覚め」を迎えた高野秀行が、かつて読んでいたSF名作の再読に挑む。 思春期は人間にとって最も厄介な時期である。自意識がMAXまで膨れあがり、「世界とは何か」とか「××とはこうあるべき」みたいな壮大なテーマを語りたがる。世界の裏には普通の人たちが気づかない真実が潜んでいてなぜか自分(を含む一部の人間)だけがそれを知っていると思いたがる。そして、思春期はどのジャンルにも存在する。 私もこの連載を始めてもう4年、そろそろSF幼年期が終わり、SF思春期に差し掛かってきた気がする。人生的にいえば中学二年生レベルだ。その証拠に最近「SFとは何か?」とか「この小説は果たしてSFなのか?」とか「この作品の裏には別の解釈があるのでは?」なんてことばかり考えてしまう。どう見ても私ごときのSF読書歴ではそんなことを語る資格も能力もないのに。私がSFの定義や古典SF作

    第10回 セカイ終末戦争「SF思春期人間VS思春期SF」 - SF音痴が行くSF古典宇宙の旅  SF幼年期再読篇|WEB本の雑誌
    sugimo2
    sugimo2 2023/07/07
    “後世に多大な影響を与えたと大森さんに言わしめ、筒井先生に衝撃を与えたのなら、ハルヒシリーズはもう「古典SF」と呼んでも差し支えないだろう。実際、第一作(2003年刊)からすでに20年が経過している”
  • 月30冊読書する僕を“SF沼”に落としていった、初心者にも優しいSFたち(寄稿:冬木糸一) - ソレドコ

    こんにちは。普段は「冬木糸一」というハンドルネームで、ブログ「基読書」などにSFやらノンフィクションについての記事を書き続けています。 SFとは「サイエンス・フィクション」の略で、ざっくりと説明すれば、科学的空想(社会科学や人文科学も含む)が投入された作品群のこと。その中でも、今回は「初心者向けのSFを紹介してください」との依頼を受けたので、その線に沿って作品を紹介していこうと思う。 とはいえ、何らかの基準がなければ作品を列挙し続ける羽目になる。そのため、今回紹介する切り口としては、まず「古典的名作SF」は省くことにした。また、実際に僕自身がSFを読み始めるきっかけになった作品、短編集、登場人物の恋愛模様を描いた作品、ハリウッド映画の原作など、文庫化済みで手に取りやすいものを選んでいる。 自分のSF読書歴を振り返ってみるに、どこかの瞬間にSFというジャンルへガツンと入り込んだという記憶は

    月30冊読書する僕を“SF沼”に落としていった、初心者にも優しいSFたち(寄稿:冬木糸一) - ソレドコ
    sugimo2
    sugimo2 2021/10/10
    “数ある短編集の中でも最初に読ませたいとしたら、なんといってもジョン・ヴァーリイの短編だ”
  • 海外SF小説の超絶傑作「死者の代弁者」について、今から全力でお勧めします

    小説を読んでいて、 「この作品の作者さんは、どうしてこんな作品を書けたんだろう?」 「どんな脳をしていればこんな筋書きが思いつくんだ……?」 と思うことがたまにあるのですが、私にとって、その頻度が一番高い作家はオースン・スコット・カードかも知れません。 この記事で、私はオースン・スコット・カードの傑作中の傑作である「死者の代弁者」について、多少なりと未読の皆さんに興味を持ってもらえるようなお勧め記事を書きたいと思っているのですが、事前に二つ断らせてください。 ・この記事を読むと、「死者の代弁者」の前作「エンダーのゲーム」の終盤の展開について、否応なく推測出来てしまうこと ・「死者の代弁者」についてのネタバレは最低限に抑えるが、それでも多少は内容について触れない訳にはいかず、完璧にゼロの状態で「死者の代弁者」に触れた時の楽しさを若干は損なってしまうかも知れないこと 「ネタバレ注意、と書いた時

    海外SF小説の超絶傑作「死者の代弁者」について、今から全力でお勧めします
    sugimo2
    sugimo2 2021/06/07
    “「ネタバレ注意、と書いた時点でネタバレになってしまう」という作品が世の中には時折ありますが、「死者の代弁者」はこのカテゴリーに極めて近い作品です”
  • 【今週はこれを読め! SF編】できごとの断面を点綴し、宇宙史の大きなうねりを示す - 牧眞司|WEB本の雑誌

    1979年発表のデビュー作「137機動旅団」以来、谷甲州が取り組んできた《航空宇宙軍史》シリーズの最新作。単行としては22年ぶりの新刊とあって、まさにファン待望の一冊である。遠未来を扱った『惑星CB-8越冬隊』も《航空宇宙軍史》の延長線上にあるようだが、シリーズの主流をなすのは人類が太陽系諸地域へと進出した時代だ。植民国家と地球−月連合との軋轢は根深く、そのなかで後者側の警察・保安機構として「航空宇宙軍」が組織された。シリーズ名はこれから採られている。 いままでこのシリーズにふれたことのない読者は、《航空宇宙軍史》の名称をハードルに感じるかもしれない。宇宙でドンパチを繰りひろげる軍事SFなの、そういうのはどうもなあ、と。しかし、まったく違う。スペースオペラのケレン味やミリタリーもののアクションやタフ自慢とはまったく無縁。むしろこれほど抑制の効いた----良い意味で地味な----SFは珍し

    【今週はこれを読め! SF編】できごとの断面を点綴し、宇宙史の大きなうねりを示す - 牧眞司|WEB本の雑誌
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    sugimo2 2015/08/30
    ”派手なギミックもない。英雄的なアクションもなく、正義や良識もうたわれず、喜怒哀楽の人間ドラマやカタルシスの演出もない” 《航空宇宙軍史》シリーズの最新作
  • 個人情報のディストピア小説を<br />政府マイナンバー担当者が読んでみた 『ビッグデータ・コネクト』 (藤井太洋 著) | 書評 - 文藝春秋BOOKS

    2015.04.10 書評 個人情報のディストピア小説を 政府マイナンバー担当者が読んでみた 文: 楠 正憲 (内閣官房番号制度推進管理補佐官) 『ビッグデータ・コネクト』 (藤井太洋 著) パソコン遠隔操作事件で明らかになったサイバー冤罪や、通販業者から漏洩した個人情報を闇で売買する名簿屋、ウィルス感染したパソコンで構成されたボットネットを駆使して迷惑メール対策を巧みにすり抜ける振り込め詐欺犯、街に散在する監視カメラと顔認証を組み合わせた監視……藤井太洋氏が最新作「ビッグデータ・コネクト」で描くのは少し先の日、官民で蓄積された個人データが勝手に名寄せされ、犯罪に悪用される世界だ。 個人情報を巧みに悪用した振り込め詐欺<サンマル名簿>を追っていた京都府警の万田警部は琵琶湖のほとりで建設中の官民複合施設<コンポジタ>のシステム設計・開発を指揮していた月岡の誘拐事件の捜査に駆り出される。犯人

    個人情報のディストピア小説を<br />政府マイナンバー担当者が読んでみた 『ビッグデータ・コネクト』 (藤井太洋 著) | 書評 - 文藝春秋BOOKS
  • 「戦国自衛隊」半村 良 著

    映画はもう子供のころから何度となく観ていたけれど、原作小説は読んだことがなかったという作品の一つだったのだが、ついに読んだ。やはり日SF黎明期を代表する一作で、1971年の発表直後からベストセラーとなり、戦国時代へ自衛隊がタイムスリップして大活躍というプロットは多くのフォロワーを生んで、歴史改変SF、架空戦記小説ブームの火付け役となった。軽い気持ちで読み始めたのだけど、実は適切な軍事考証、歴史考証がなされ、かつ、きちんとエンターテイメントの王道行くので凄く面白いのだ。 魅力の一つには軍事考証へのこだわりがある。映画だとさくっと一小隊がタイムスリップするのだが、小説ではタイムスリップに至る米軍・自衛隊合同演習に向けた各方面軍の展開が描かれ、主人公たちの部隊がどのようにタイムスリップの現場へ終結していくかが描写されている。この辺、ミリタリーファンにはたまらないのではないだろうか。 最初の出だ

    「戦国自衛隊」半村 良 著
    sugimo2
    sugimo2 2014/10/14
    "とにかくトラック大活躍小説"
  • 【今週はこれを読め! SF編】狼少女の感覚と情緒、風に鳴る巨大貝殻の音 - 牧眞司|WEB本の雑誌

    二十世紀末から二十一世紀、アメリカ文学は異色短篇の才能を続々と輩出してきたが、カレン・ラッセルはその最若手だ。10篇収録の書を著した2006年の時点で24〜5歳。アメリカ図書協会の「35歳以下の注目すべき作家5人」に選ばれている。彼女の作品はアイデアや設定も風変わりだが、それ以上に登場人物の感覚が新鮮だ。常識的にはタガが外れた情動、突飛な行動原理に見えるのだが、読んでいくとこちらの気持ちへ染みこんでくる。自分の心にそんな部分があったのかとハッとなる。 表題作では、洞窟で暮らしていた狼人間の子どもたちが、聖ルーシー寮に連れてこられ普通の社会生活ができるように教練を受ける。狼人間は隔世遺伝で、その一族は土地の農民からははみだし者と蔑まれ、純血種の狼にも溶けこむことができない。語り手のクローデットは聖ルーシー寮の馴化プログラムのなかで、だんだんと人間的な振るまいを身につけていくのだが、拭いきれ

    【今週はこれを読め! SF編】狼少女の感覚と情緒、風に鳴る巨大貝殻の音 - 牧眞司|WEB本の雑誌
    sugimo2
    sugimo2 2014/08/05
    "この宙ぶらりんの印象は、ほかの作品ではもっと顕著だ。こんなところで終わってしまうのかと、ちょっと途方に暮れる作品もある。おそらくラッセルにとって世界はそういう場所なのだろう"
  • 書評七福神の11月度ベスト発表! - 翻訳ミステリー大賞シンジケート

    書評七福神とは翻訳ミステリが好きでたまらない書評家七人のことなんである。 いつのころからか、11月にはミステリーがあまり刊行されないという不思議な慣習ができてしまいました。しかし貪欲な読書家は、一休み、中休みなどといわずに良書を探し求めているのです。またもや少々遅くなってしまいましたが、翻訳ミステリー読みたちが自信をもってお薦めする11月のお薦めをぜひご覧ください。 (ルール) この一ヶ月で読んだ中でいちばんおもしろかった/胸に迫った/爆笑した/虚をつかれた/この作者の作品をもっと読みたいと思った作品を事前相談なしに各自が挙げる。 挙げた作品の重複は気にしない。 挙げる作品は必ずしもその月のものとは限らず、同年度の刊行であれば、何月に出た作品を挙げても構わない。 要するに、の選択に関しては各人のプライドだけで決定すること。 掲載は原稿の到着順。 千街晶之 『バウドリーノ』ウンベルト・エ

  • [書評]渚にて 人類最後の日(ネヴィル・シュート作・佐藤龍雄訳): 極東ブログ

    先日ぼんやりと人類が滅亡する日のことを考えていた。具体的な脅威が刻々と迫って滅亡するという情景ではなく、遙か遠い未来のこととして想像してみた。うまくいかなかった。自分の死と同じように、その日が確実に来るとわかっていながら、うまく想像できないものだと痛感した。そして、この問題はまさに「自分の死と同じように」という部分に重要性があるのではないかと思い直し、ネヴィル・シュートの「渚にて」(参照)を思い出した。 「渚にて」は、私の世代から上の世代は誰もが話を知っている作品でもあり、それゆえに私は実際に読む機会を逸していた。アマゾンで探すと、創元SF文庫で4月に新訳が出ていたことを知り、これを機に読んでみた。なるほどこれは名作だった。魂を揺さぶられる思いがした。 以前の版も創元SF文庫だと記憶していたので、どういう経緯の新訳なのか気になった。東京創元社文庫創刊50周年の記念らしい。それだけ旧訳の言葉

    sugimo2
    sugimo2 2009/05/20
    ちょと読みたくなってきた
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