文学バーの開店準備が進む中、「静かに読んでも、お客さん同士で文学を語っても」と語る玄月さん=25日、大阪市中央区、矢木隆晴撮影友人らが寄贈してくれた数千冊の本を並べ、文学バーの開店準備を進める作家の玄月さん=25日、大阪市中央区、矢木隆晴撮影 グラスを傾けながら文学談議に花を咲かせ、読書を味わう「文学バー」が31日、大阪・ミナミにお目見えする。同市在住の芥川賞作家、玄月さん(45)がプロデュースし、関西の作家らが協力して共同経営。小説など文学書を中心に1万冊近い本で店を埋め尽くし、本好きのたまり場にする計画だ。 店の名は「リズール」。フランス語で読書家という意味だ。地下鉄心斎橋駅近くにあるビルの地下1階に、奥行きのある約60平方メートルのスペースを確保し、壁一面に本棚を設けた。カウンターにも書物を並べる。 「ちびちび飲みながら読んだり、お客さん同士で文学を語り合ったりする場にしてほし