日韓外相会談に至った要因はいくつもある。よく言われているように、アメリカは、中国に対して同盟国が一致して対応しなければならないのに、日韓関係が不安定であることへの懸念を幾度も表明してきた。日本は、解決済みという建前を表明しつつも、実際には問題が存在していて、日本側が女性の人権侵害をした側にあると国際的に受けとめられている事態を、何とか打開したいと考えてきた。韓国は、当事者である慰安婦が納得する解決をと希望しつつ、安倍政権の基本的立場が変わるはずのないことは承知しており、どこかで妥協を求めていた。(iRONNA) 慰安婦の生ある内に解決しようとすると、残された時間は少ない。問題の解決を慰安婦が誰一人目にせぬまま亡くなったとなれば、より大きなしこりが将来にわたって残りつづける。そのような切迫した事情をふまえ、日韓条約50年の年が終わろうとするタイミングで、最初に述べた複合的な要因が重なり合って
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