ラオス「一帯一路」鉄道1年、連結目指す小国の賭け: 日本経済新聞 (ボーガス注:ラオスが)鉄道整備に踏み切った事情を、タイに本部を置く政府間機関メコン研究所のスリヤン・ウィチットレーガーン所長は「内陸国から『連結国』へと脱皮し、成長制約を克服する強い意志を持っていたからだ」と解説する。 東南アジアで唯一、海に面さない地理的条件が、ラオスの最大の弱点だ。おまけに国土の7割は山地と丘陵。平野部はタイ国境に重なるメコン川とその支流の沿岸に限定される。地理的な障害が小さく、輸送コストが比較的低くてすむ西隣のタイとつながることが、経済発展への近道だった。 (ボーガス注:ソ連崩壊後の)1994年にラオスの首都ビエンチャンと対岸のタイ・ノンカイ県をつなぐ橋が開通した。メコン川を横断するのに、それまでの渡し船ではなく、近代的な陸路が整備されたことで、両国の経済関係は急速に深まった。タイ製の消費財や、縫製業