一清会所属議員のパーティーで発言する立憲民主党の小沢一郎衆院議員=14日午後、横浜市立憲民主党の小沢一郎衆院議員が党執行部への牽制(けんせい)を強めている。当初、次期衆院選に立民単独で挑む意向を示していた泉健太代表にくみせず、政権交代のための野党候補一本化を求める党内グループの設立を主導した。とはいえ、小沢氏はかつて立民の源流の民主党政権の土台を揺るがした張本人だ。全盛期に比べて政治的影響力も弱まっており、求心力を発揮できるかは見通せない。 「このまま推移すると沈没してしまう気がして、『死ぬ前にもう一度政権を』という気持ちだ」。小沢氏は15日、日本維新の会を創立した橋下徹氏が司会を務めるインターネット番組で「打倒与党」への意欲を前面に打ち出した。 昭和44年以降、現職最多の当選18回を誇る大ベテランは最近、政治活動を活発化させている。