将棋の第73期王将戦七番勝負の第4局が7、8日の両日、東京都立川市で指され、先手の藤井聡太王将(21)=王座・竜王・名人・王位・叡王・棋王・棋聖との八冠=が挑戦者の菅井竜也八段(31)を破り、4勝0敗で3連覇を果たした。これでタイトル戦は20連勝。故・大山康晴十五世名人が1963〜66年に築いた19連勝を上回り、58年ぶりの連勝記録更新となった。対局を終えた藤井八冠は「(20連勝は)意識してい
将棋の八大タイトルの最高峰、「竜王戦」七番勝負の第4局が北海道で行われ、タイトルを持つ藤井聡太八冠(21)が、挑戦者の伊藤匠七段(21)に勝って4勝0敗とし、「竜王戦」3連覇で今年度4つ目のタイトル防衛を果たしました。 「竜王戦」七番勝負は、ここまで藤井八冠が3連勝とタイトル防衛まであと1勝に迫っていました。 第4局は10日に北海道小樽市で始まり、2日目の11日は後手の伊藤七段が前日の対局終了時に次の1手を書いた「封じ手」から再開し、伊藤七段が大駒の「飛車」を取ります。 しかし、その後伊藤七段はおよそ2時間半の長考を挟むなど持ち時間を減らす一方で、藤井八冠は相手の攻撃を的確に受けとめて持ち駒を増やし、形勢を有利にします。 粘る伊藤七段でしたが、藤井八冠が「と金」や「馬」などで追い詰めると、午後5時32分、129手までで投了しました。 この結果、藤井八冠が4勝0敗で七番勝負を制して「竜王戦」
「王座戦」五番勝負は、挑戦者の藤井七冠が永瀬王座を相手にここまで2勝1敗とし、タイトル獲得まであと1勝としていました。 第4局は11日、京都市のホテルで行われ、先手の永瀬王座が桂馬を跳ねる積極的な手を示し、後手の藤井七冠は午前中からおよそ1時間の長考を繰り返します。 午後に入ると永瀬王座も2時間を超える長考をはさみ、互いに攻撃の糸口を探るじりじりとした展開が続く中、永瀬王座は「角」や「銀」を活用しながら攻撃の態勢を整え、次第に形勢を有利にします。 藤井七冠は先に持ち時間を使い切りますが、その後永瀬王座も時間を使い切り、互いに「1分将棋」となります。 一進一退の攻防が続く中、永瀬王座が最終盤で勝ち筋とは別の手を指して、藤井七冠が逆転。そのまま相手を追い詰め、午後8時59分、永瀬王座が138手までで投了しました。 この結果、藤井七冠が3勝1敗で「王座戦」を制し、残していた最後のタイトル「王座」
将棋の八大タイトルの1つ、「王位戦」七番勝負の第5局が徳島市で行われ、タイトルを持つ藤井聡太七冠(21)が挑戦者の佐々木大地七段(28)に勝って4勝1敗とし、「王位戦」4連覇で、今年度3つ目のタイトル防衛に成功しました。 藤井七冠は今月31日から「王座戦」五番勝負に臨み、史上初の「八冠」独占を目指します。 「王位戦」七番勝負はここまで藤井七冠が3勝1敗とし、タイトル防衛まであと1勝に迫っていました。 第5局は22日徳島市で始まり、2日目の23日は、後手の佐々木七段が22日の対局終了時に次の1手を書いた「封じ手」から再開しました。 互いに1時間を超える長考を挟みながら、攻撃の機会をうかがう展開となりますが、藤井七冠が「角」を打って攻勢をかけると、佐々木七段も「角」や「飛車」などの大駒を使って敵陣に攻め込みます。 両者とも持ち時間が少なくなった最終盤、藤井七冠は慎重な指し回しで攻撃を受けつつ相
名人戦の対局から一夜明け、会場となった「藤井荘」の玄関前で写真撮影に応じる藤井聡太名人=2日午前、長野県高山村(川口良介撮影) 将棋の第81期名人戦七番勝負の第5局に勝利し、名人獲得と7冠をいずれも史上最年少で達成した藤井聡太名人(20)=棋聖・竜王・王位・叡王・棋王・王将=が対局から一夜明けた2日、長野県高山村で会見し、「先ほど名人の肩書で色紙に揮毫(きごう)し、緊張感があった。獲得を実感した」と話した。 昨夜は午前0時頃に就寝し、2日は午前6時頃に起床した。師匠の杉本昌隆八段(54)から祝福のメールが届いたといい、「まだ返事ができていないのですが」と表情を和らげた。 名人戦の対局から一夜明け、会見に臨む藤井聡太名人=2日午前、長野県高山村(川口良介撮影)対局場は老舗旅館「藤井荘」で、自身の名前に近い場所で名人位を得た。「偶然ではあるんですが、自分としても縁を感じることがあり、こういう所
将棋の八大タイトルで最も歴史の古い「名人戦」の第5局で挑戦者の藤井聡太六冠(20)が渡辺明名人(39)に勝って4勝1敗とし、史上最年少で「名人」を獲得しました。 さらに羽生善治九段(52)以来史上2人目の「七冠」達成となり、その最年少記録も更新しました。 「名人戦」七番勝負は、挑戦者の藤井六冠が渡辺名人を相手にここまで3勝1敗とし、タイトル獲得まであと1勝としていました。 第5局は31日、長野県高山村で始まり、2日目の1日は後手の藤井六冠が31日の対局終了時に次の1手を書いた「封じ手」から再開しました。 攻めの姿勢を見せる藤井六冠に対して渡辺名人も攻め合いに応じ、午後にかけて互いに1時間を超える長考を挟みながら攻防が続きます。 藤井六冠は2枚の「角」などを活用して徐々に追い詰め、形勢を有利にすると、渡辺名人も粘りを見せますが、午後6時53分、94手までで投了しました。 この結果、藤井六冠が
将棋の八大タイトルの1つ、「叡王戦」五番勝負の第4局が岩手県で行われ、タイトルを持つ藤井聡太六冠(20)が挑戦者の菅井竜也八段(31)に勝って3勝1敗とし、今年度最初のタイトル防衛とともに「叡王戦」3連覇を果たしました。 「叡王戦」五番勝負は、ここまで藤井六冠が2勝1敗で、防衛まであと1勝に迫っていました。 第4局は28日、岩手県宮古市で菅井八段の先手で始まり、開始からおよそ2時間、同じ局面が4回繰り返される「千日手」となり、規定によって「指し直し」となりました。 このあと、先手後手を入れ替えた対局は激しい攻防が続いて互いの残り時間が10分を切った終盤、再び「千日手」が成立し、2度目の「指し直し」となりました。 そして、午後7時15分から始まった対局では、再び先手となった菅井八段が飛車を横に移動させて得意の「振り飛車」を見せると、藤井六冠は守りを固めながらチャンスをうかがいます。 その後、
藤井五冠、名人に挑む 最年少記録なるか―将棋 2023年03月09日06時03分 将棋の名人戦挑戦権を争うプレーオフで、広瀬章人八段(左)に勝った藤井聡太五冠=9日未明、東京都渋谷区の将棋会館 将棋の第81期名人戦A級順位戦のプレーオフが8日、東京都内で指され、藤井聡太五冠(20)=竜王、王位、叡王、王将、棋聖=が広瀬章人八段(36)を破り、渡辺明名人(38)=棋王と合わせ二冠=への挑戦権を獲得した。初めて名人に挑戦する藤井五冠は終局後の9日未明に記者会見し、「名人戦の舞台にふさわしい、良い内容の将棋を指したい」と語った。名人戦7番勝負は4月5日に開幕する。 <藤井聡太 関連情報> トップ棋士が集まるA級で、7勝2敗で首位に立った2人によるプレーオフ。勝負は8日深夜にもつれ込み、終盤の攻め合いで妙手を放った藤井五冠が追いすがる広瀬八段を振り切った。 名人は将棋界で最も古いタイトルで、自身が
藤井五冠が王将初防衛 羽生九段「タイトル100期」ならず―将棋 2023年03月12日20時07分 王将戦で初防衛を果たし、感想戦に臨む藤井聡太五冠=12日、佐賀県上峰町(代表撮影) 将棋の藤井聡太王将(20)=竜王、王位、叡王、棋聖と合わせ五冠=が11、12日、佐賀県上峰町で指された第72期王将戦7番勝負の第6局で挑戦者の羽生善治九段(52)を後手番88手で破り、4勝2敗として初防衛を決めた。羽生九段の通算タイトル100期の達成はならなかった。 藤井五冠、名人に挑む 最年少記録なるか 藤井五冠は、これで今年度保持するタイトル五つを全て防衛。進行中の棋王戦では、渡辺明棋王(38)=名人と合わせ二冠=に2勝1敗として奪取に王手をかけ、20歳8カ月の史上最年少「六冠」を射程に入れている。4月に開幕する名人戦でも渡辺二冠に挑戦する。 今期王将戦は、平成の羽生と令和の藤井というスーパースター同士が
中学生棋士の藤井聡太六段が、今期初めて参加した「順位戦・C級2組」の最終戦に勝ち、10勝0敗と全勝を守りました。すでに1つ上の組への昇級を決めている藤井六段は、この組では過去に5人しかいない「全勝・1期抜け」を果たしました。
朝日杯将棋オープン戦で広瀬章人八段との決勝に勝って優勝し、大盤を使った感想戦で喜びを語る藤井聡太六段=東京都千代田区で2018年2月17日午後5時9分、丸山博撮影 現役最年少棋士が、また歴史を塗り替え、将棋界に名を刻んだ。東京都千代田区で17日に行われた朝日杯将棋オープン戦の準決勝と決勝で、藤井聡太五段(15)が永世7冠を持つ羽生善治竜王(47)と広瀬章人八段(31)を連破し、棋戦初優勝で六段昇段の快挙を成し遂げた。トップ棋士を前に実力を遺憾なく発揮した中学生棋士が将棋界に新時代をもたらそうとしている。 普段はあまり喜びを表に出さない藤井六段が、今日は会心の笑みを浮かべた。最年少六段になった心境を聞かれると、「五段から半月ほどしか……」と照れ笑い。記者会見では「優勝できたという実感が少しずつ湧いてきている。今日はどちらもトップ棋士の先生だったので思い切りぶつかっていくだけだと思っていたし、
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く