【シリコンバレー=渡辺直樹】米マイクロソフトは13日、米ライブサービスゲーム大手のアクティビジョン・ブリザードの買収が完了したと発表した。最後の関門となっていた英競争・市場庁(CMA)が同日、買収を承認していた。買収額は2022年の発表当時で約690億ドル(約10兆3000億円)。中国の騰訊控股(テンセント)やソニーグループとならぶ巨大ゲーム企業が誕生する。独占禁止の観点から一度は買収を不承認
欧州連合(EU)は米マイクロソフトによるアクティビジョン・ブリザード買収計画を承認した。買収規模は690億ドル(現在の為替レートで約9兆4000億円)で、ゲーム産業でかつてない大型案件。英国の競争監督当局は数週間前、この計画を認めないと発表していた。 EUの行政執行機関である欧州委員会は、独自の分析に基づき買収が競争を損なうことにはならないと判断した。マイクロソフトはこれに先立ち、「コールオブデューティ」といった人気タイトルをクラウド事業の競合他社がそれぞれのプラットフォームで消費者に提供することを10年間認めると表明した。 欧州委員会のベステアー上級副委員長(競争政策担当)は15日、この買収計画が「競争を促進する」とし、クラウドストリーミング市場を「活性化」させると評価した。ゲーム市場においてクラウドストリーミングはわずか1%から3%の占有率でしかない。 ブルームバーグ・インテリジェンス
The Bing search engine website on a laptop computer arranged in the Brooklyn borough of New York, on Wednesday, Jan. 18, 2023. Photographer: Gabby Jones/Bloomberg ソフトウエア大手の米マイクロソフトは、「ChatGPT(チャットGPT)」の開発元であるオープンAIの最新技術を搭載した自社の検索エンジン「Bing(ビング)」とブラウザー「エッジ」の新バージョンを公開した。ウェブ上での検索やコンテンツ作成向けの会話型サービスで先行することで、検索市場の巨人グーグルに対抗する。 米グーグル、チャットボット「Bard」を試験者に公開-ChatGPTに対抗 サティア・ナデラ最高経営責任者(CEO)は7日に本社で開いたイベントで「この技術はほ
米連邦取引委員会(FTC)は8日、マイクロソフトによる690億ドル(現在のレートで約9兆4300億円)規模のアクティビジョン・ブリザード買収計画を阻止するための手続きに入ることを決めたと発表した。ゲーム機「Xbox」のメーカーであるマイクロソフトと人気ゲームを開発するアクティビジョンの統合は競争阻害につながるとしている。 FTCによると、マイクロソフトの傘下に入ることで競合他社によるアクティビジョンの主力ゲームソフトへのアクセスが制限され、2000億ドルを超える規模のゲーム市場の競争を抑制する恐れがある。 FTCのベドバ競争局長は「マイクロソフトはゲーム分野の競合相手にコンテンツを提供しないことが可能でその姿勢を既に示している」とした上で、「同社が独立系の主要ゲーム制作会社を支配し、それを通じて、活力があり急成長中の複数の市場における競争を損なうことをわれわれは阻止する」と説明した。 マイ
マイクロソフトは12月1日、同社のMicrosoft 365の新機能である「プロダクティビティ・スコア」が、従業員のプライバシーを侵害しているとの批判を受けて、各従業員のデータにアクセスする機能を削除すると発表した。 プロダクティビティ・スコアは、Microsoft 365のビジネスプランに加入した企業が、各従業員のマイクロソフト製品の利用動向を把握するためのツールで、上司たちは、例えば、従業員がMicrosoft Teamsを何時間利用したか、あるいは、先月の会議でカメラがオンになっていた回数などを確認可能になっていた。 この機能に関して各方面から強い批判が巻き起こった結果、Microsoft 365のバイスプレジデントのJared Spataroは公式ブログで、「今後はプロダクティビティ・スコアから、個々のユーザーの利用データにアクセスできなくする」と述べ、従業員を監視する機能を完全に
日本国内でも多くの企業が利用しているマイクロソフト社が提供するOffice365。先月は大規模なサービス障害が発生し、テレビでも放送される事態となった。免許制の事業である通信キャリアのサービス障害がテレビ報道されるのは当然だが、一企業が提供するクラウドサービスのサービス障害をNHK等が報道する事態になるというのは非常にレアなケースである。このことから、Office365の障害がどれだけ国内企業へ影響をもたらすか、影響の大きさをうかがい知ることが出来る。 ■Office365等のサービス障害の確認方法 Office365のサービス障害が発生した時に、以外と知られていなかったのが、Office365のサービス障害のステータスを確認する方法だ。通常であれば、Office365の管理コンソールから確認可能だが、サービス障害時にOffice365自体にログイン出来なくなることも多々ある。そのため、マ
9月5日、米マイクロソフトは、欧州連合(EU)欧州委員会が提案した著作権保護制度改革で、潜在的な価値を持つデータ利用の制限を目指していることについて、EUのデジタル技術発展を損ないかねないと警告した。写真はサラエボで3月撮影(2018年 ロイター/Dado Ruvic) [アテネ 5日 ロイター] - 米マイクロソフトMSFT.Oは5日、欧州連合(EU)欧州委員会が提案した著作権保護制度改革で、潜在的な価値を持つデータ利用の制限を目指していることについて、EUのデジタル技術発展を損ないかねないと警告した。 著作権改革を巡っては欧州議会が来週、EU加盟国や欧州委との協議でどういった立場を取るかを決めるため採決する。この採決を前に、利害関係を持つ企業や研究機関、ウィキペディアなどの団体がロビー活動を強化しているところだ。
米マイクロソフトは4日、ソフトウエア開発者向けサイトを運営する米ギットハブを75億ドル(約8200億円)で買収すると発表した。マイクロソフトにとって過去3番目に大きいM&A(合併・買収)となるが、サティア・ナデラ最高経営責任者(CEO)による改革を象徴する意味では過去の案件をしのぐインパクトを社内外に与えている。バルマー氏が敵視していたものギットハブは2008年の設立で、同社が運営するサイト
ワープロソフトのワードや表計算ソフトのエクセルなどを提供しているマイクロソフト社を装い、「製品を利用するのに必要なプロダクトキーが不正コピーされている」として、特定のサイトにアクセスさせる偽のメールが不特定多数の人に大量にばらまかれていて、会社側では、メールを開かず削除するなど警戒を呼びかけています。 この中では、ワープロや表計算ソフトのワードやエクセルなど、「オフィス」と呼ばれる一連の製品の利用に必要な暗証番号にあたるプロダクトキーが、何者かにコピーされていると利用者の不安をあおります。 そのうえで、本人の確認が必要だとして、メールに書かれたリンクをクリックするよう求め、求めに応じると偽のサイトにアクセスさせられ、さらに操作を求められます。 日本マイクロソフトによりますと、こうした偽のメールは12日になって大量に見つかり、パソコンがウイルスに感染させられたり、個人情報を盗まれたりするおそ
全世界で多くの利用者がいるパソコンの基本ソフト「ウィンドウズ」を巡り、「勝手に最新版に更新されたがどうしたらいいのか」などとの苦情や戸惑いが利用者から相次いでいることから、提供するマイクロソフトは問い合わせに対応するサポート態勢を今月中をめどに拡充することを明らかにしました。 マイクロソフトではセキュリティー対策や操作性が大幅に向上するとして、7年前に発売が開始された「ウィンドウズ7」以降の利用者を対象に、最新版の「ウィンドウズ10」に無料で更新する取り組みを、去年7月から行っています。 当初は、利用者が日時を選び更新する仕組みでしたが、無料の更新期限が来月29日までと残り少なくなったため、先月中旬からは利用者がキャンセルしなければ最新版に自動的に更新されるよう変更したところ、「勝手に更新されたがどうしたらいいのか」などとの苦情や戸惑いが相次いでいるということです。 このため、マイクロソフ
アメリカのIT企業マイクロソフトは、パソコンと携帯端末で共通して使える新しい基本ソフト「ウィンドウズ10」を公開し、アップルやグーグルが優勢な携帯端末の市場で追い上げを図りたい考えです。 最大の特徴は、これまでパソコンと携帯端末で別々だった自社の基本ソフトを一本化したことで、異なる端末でも基本的な画面の配置などが同じになるとしています。 また、インターネットを閲覧するソフト「インターネットエクスプローラー」も一新し、新たに指やタッチペンを使って画面上のウェブページにメモなどを書き込める機能や、話しかけると音声を認識して検索などができる機能が加わるということです。 マイクロソフトは、パソコンの基本ソフトでは世界の市場シェアでライバルを圧倒していますが、携帯端末については、アップルやグーグルに大きく水をあけられています。 このため、パソコンとの連動性を高めることで携帯端末の利用者を増やしたい考
マイクロソフトが3月6日にリリースしたBluetoothキーボード「Microsoft Universal Mobile Keyboard」。その名の通り、Windowsだけでなく、Android、iPhone/iPadのモードを切り替えて利用できる。 このキーボードをiPhone 6 Plusなどのファブレット(大型のスマートフォン)と組み合わせることによって、パソコンやタブレットを持たなくても、特に文字入力にたよるような作業、例えばメモやアイディア出し、原稿執筆の一部を行うことができるようになった。 スマートフォンをポケットに、キーボードを小脇に抱えて近所のカフェに出かけたり、公園のベンチで膝の上にキーボードを乗せてタイピングしたり。文字入力ができずにもどかしかった瞬間が消えていく感覚をぜひ体験してみて欲しい。 ちなみに、3月6日に日本語版が発売されるが、筆者は以前から米国で英語版を利
同社のサティア・ナデラ最高経営責任者(CEO)が打ち出した「OSライセンスの一部無償化」の方針を、さらに推し進めた形だ(関連記事:「Windows無償化」で裾野拡大へ、写真2)。 背景には法人ユーザーでの利用が多いWindows 7や、普及が進まぬWindows 8/8.1から最新OSへの移行を促進し、他社OSからの巻き返しを図りたいとするマイクロソフトの狙いがある。 同社は今回の発表で、Windows 10のリリース後1年間に限り、Windows 7/8/8.1から無償でアップデートできることを明らかにした(8のユーザーはまず8.1へのアップグレードが必要)。さらにWindows 10にアップデートした後は、デバイスのサポート期間中、常に最新の機能を提供する。 日本マイクロソフトによると、「デバイスのサポート期間中であれば、メジャーアップデートに相当する場合でも無償で最新の機能を提供する
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