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思想に関するwuzukiのブックマーク (44)

  • 「思いやり」があれば正しいってもんか?(読書メモ:『ケアの倫理と共感』) - 道徳的動物日記

    ケアの倫理と共感 作者:マイケル・スロート 勁草書房 Amazon このは邦訳の発売直後、2021年の年末に当時もらった図書カードで購入済だったのだが積んでいたところ、先日の日哲学会のワークショップに向けて、『もうひとつの声で』に続いて読んだ、という次第である。……ちなみに原著は10年ほど前、大学院生時代に指導教授と一緒にゼミで読んでいる。しかし例によって内容はさっぱり覚えていなかった。また、このの内容はなかなか難しく、ゼミで読んだときにはわたしだけでなく指導教授もピンときていないというか微妙な反応をしていた記憶がある。 ケアの倫理ついて書かれたといっても必ずしもいわゆる「規範倫理学」とか「倫理学理論」とかについて書かれているとは限らず、代表的なところでは『もうひとつの声で』はインタビューに基づく心理学のであり、規範に関してはかなり曖昧なことしか書かれていなかった。 また、ネル・

    「思いやり」があれば正しいってもんか?(読書メモ:『ケアの倫理と共感』) - 道徳的動物日記
    wuzuki
    wuzuki 2023/05/29
    今『妊娠中絶の生命倫理』を読んでいるのでタイムリー。/「悪意の有無」と「起こった結果」の話と、中絶を巡る生命倫理の話もどちらも包括しているのは興味深い。嬰児殺しも中絶の延長みたいに考える人いるよね。
  • 読書メモ:『現代思想入門』 - 道徳的動物日記

    現代思想入門 (講談社現代新書) 作者:千葉雅也 講談社 Amazon 大学生から大学院一年生の頃までのわたしはいっちょまえに「哲学」や「思想」に対する興味を抱いており、哲学書そのものにチャレンジすることはほとんどなかったが、様々な入門書は読み漁っていた。現代思想については難波江和英と内田樹による『現代思想のパフォーマンス』でなされていた紹介をもっとも印象深く覚えており、次点が内田樹の『寝ながら学べる構造主義』や竹田青嗣の『現代思想の冒険』。個別の思想家についてはちくま新書の『〜入門』やNHK出版の『シリーズ 哲学のエッセンス』を読んでいたが、とくに後者についてはあれだけ何冊も読んだのに一ミリも記憶が残っていない。そして、修士論文を書くために英語圏の倫理学や政治哲学のをメインに読むようになってからは現代思想に対する興味はすっかり薄れて、以降ほとんど触れなくなってしまった。 千葉雅也による

    読書メモ:『現代思想入門』 - 道徳的動物日記
    wuzuki
    wuzuki 2023/02/17
    私も読んだ。入門書としては易しくないよね。私も思想への興味は学生時代ほどはないけど、社会人になったことが大きいのか、トレンドの問題か。/ ベンジャミンとともに文芸部にいて、内田樹読んでた頃懐かしいな。
  • 自殺の思想史 ジェニファー・マイケル・ヘクト著 哲学者らの「なぜ生き続ける」 - 日本経済新聞

    学生から「自殺について哲学者たちがどう考えていたのか分かるはないですか?」とよく聞かれる。いつも困っていたのだが、ようやく推薦できるが刊行された。著者のヘクトは科学史研究者であり詩人でもある。書の前半3分の2で、古代から現代までの西洋の哲学者たちの自殺観をバランス良く紹介し、後半3分の1で自身の考えを述べている。自殺に心惹(ひ)かれながらもその気持ちに負けないことの尊さというものがあると

    自殺の思想史 ジェニファー・マイケル・ヘクト著 哲学者らの「なぜ生き続ける」 - 日本経済新聞
    wuzuki
    wuzuki 2022/11/28
    私自身の自殺観としては「今まで自分が生きるために犠牲にしてきた命への裏切り行為になるから」という理由で「悪」だと思ってるかなぁ。自殺したい人を引き留める理由としては弱いのは承知してはいるけど。
  • アメリカで「リベラリズム」の立場から「ポストモダニズム批判」が強くなっている理由(ベンジャミン・クリッツァー) @gendai_biz

    作家のヘレン・プラックローズと数学者のジェームズ・リンゼイの共著である『「社会正義」はいつも正しい』が早川書房から刊行された。批評家のベンジャミン・クリッツァー氏が、同書の読みどころを解説する。 「特権」をめぐる議論 近頃では、日でも「特権」に関する議論が盛んになされるようになった。もともとはアメリカにおける「白人特権」の理論に由来しているが、日では「男性特権」について論じられることが多い。女性差別に関する従来の議論では、性犯罪や賃金格差など、女性の側が被る具体的な被害が問題視されていた。 それに対して、男性特権の理論では「性犯罪に遭う心配をせずに夜道を歩けること」や「自分には正当な賃金が支払われるのが当たり前だと思えること」など、男性側の経験や意識が問題視される。つまり、女性差別が存在している社会では、女性たちが被っている差別を受けずに済むという点で男性たちには「特権」がある、とされ

    アメリカで「リベラリズム」の立場から「ポストモダニズム批判」が強くなっている理由(ベンジャミン・クリッツァー) @gendai_biz
    wuzuki
    wuzuki 2022/11/17
    アメリカとフランスでのポストモダンの違いが興味深い。「何を正しいとするか」というより「客観的な正しさの判断が可能か否か」の段階で分かれている話として認識。マイノリティも一枚岩ではないんだけどなぁ。
  • 差別をなくすために差別を温存している? 『「社会正義」はいつも正しい』の読みどころを訳者・山形浩生が解説!|Hayakawa Books & Magazines(β)

    差別をなくすために差別を温存している? 『「社会正義」はいつも正しい』の読みどころを訳者・山形浩生が解説! 「白人は、白人というだけで人種差別的である」 「病気や障害を治療・予防しようとする試みは、当事者への憎悪に基づいている」 「映画の中で黒人女性キャラクターを力強いタフな人物として描くのは黒人差別(だが、弱く従属的な存在として描くと女性差別)」 ――ほんとうに? 現代世界を席捲する「社会正義」の根拠を問う全米ベストセラー『「社会正義」はいつも正しい 人種、ジェンダー、アイデンティティにまつわる捏造のすべて』(ヘレン・プラックローズ、ジェームズ・リンゼイ:著、山形浩生、森正史:訳、早川書房)。11月16日の刊行に先立ち、山形浩生氏による「訳者解説」を全文公開します。 『「社会正義」はいつも正しい』早川書房訳者解説1 はじめに書はHelen Pluckrose and James Li

    差別をなくすために差別を温存している? 『「社会正義」はいつも正しい』の読みどころを訳者・山形浩生が解説!|Hayakawa Books & Magazines(β)
    wuzuki
    wuzuki 2022/11/15
    昨年、友人たちが要約してはてなでも話題になったこの本 https://liberalartsblog.hatenablog.com/entry/2021/10/29/215004 、とうとう発売。/ 個人的には、特に性暴力における「二次加害」の使われ方に、ポリコレのいきすぎを感じてる。
  • 「新自由主義」批判がグダグダになりがちな理由(ジョセフ・ヒース論文「批判理論が陰謀論になるとき」メモ) - 清く正しく小賢しく

    今回紹介するのは、ジョセフ・ヒースの論文「When does Critical Theory Become Conspiracy Theory?」である。この論文でヒースは、「新自由主義」概念をルーズに用いた議論などを念頭に置きながら、批判理論が陰謀論に堕してしまう条件、さらにまっとうな批判理論と陰謀論紛いの批判理論を分かつ特徴を検討している。 なお批判理論というのは、とりあえず「規範的目的を明示した社会科学的探究」ぐらいの意味で捉えればよいと思う。批判的社会科学や批判的〇〇研究を名乗っている研究はもちろん批判理論に含まれるし、左派的なポジションを明示した研究の多くも含めることができるだろう。 どれくらい知られていることなのかは分からないが、ヒースはハーバーマスの弟子であり、自らを批判理論の伝統に属する研究者と位置付けている*1。それゆえにこそ、堕落した批判理論に対して厳しい態度をとってい

    「新自由主義」批判がグダグダになりがちな理由(ジョセフ・ヒース論文「批判理論が陰謀論になるとき」メモ) - 清く正しく小賢しく
    wuzuki
    wuzuki 2022/11/06
    「強い陰謀論」と「弱い陰謀論」の考え方、なるほど。/ 批判理論の構造のくだりとか、興味深くはあるんだけど、具体例が出てこないとピンとこない部分も。
  • 学生運動、今だと「実家が太い陰キャの青春ごっこ」で説明できてしまうので現代の言葉の切れ味は凄い。

    有限会社アナロジスト @Analogist_Co @TanTaiP 学生運動家たちに対して「いい加減勉強させろ!こっちは働いて学費出してんだぞ、すねかじり!」と命知らずな叱責で黙らせた社会人学生が居た。 ヤバかったねと振り返っていた。 2022-09-11 22:03:17

    学生運動、今だと「実家が太い陰キャの青春ごっこ」で説明できてしまうので現代の言葉の切れ味は凄い。
    wuzuki
    wuzuki 2022/09/12
    平成でも学生運動あったのにこういうときには触れられないよね。就活ぶっこわせデモとかSEALDsとか……
  • II-5 「思想と討論の自由」が守られなければならない理由

    いまわたしたちが直面している社会的諸問題の裏には、「心理学や進化生物学から見た、動物としての人間」と「哲学や社会や経済の担い手としての人間」のあいだにある「乖離」の存在がある。そこに横たわるギャップを埋めるにはどうしたらよいのか? ポリティカル・コレクトネス、優生思想、道徳、人種、ジェンダーなどにかかわる様々な難問に対する回答を、アカデミアや論壇で埋もれがちで、ときに不愉快で不都合でもある書物を紹介しながら探る論考、そのシーズン2の開始です。 「上」からではなく「下」からの制限 アメリカやヨーロッパでは、ポリティカル・コレクトネスやキャンセル・カルチャーの勢力が増していると同時に、その風潮に対する懸念や反対を表明する議論もなされている。そのなかでも特に目立つのが、ポリティカル・コレクトネスの風潮が学問の自由を侵害していることを批判する議論だ。 日では、学問の自由に対する制限は「上」からや

    II-5 「思想と討論の自由」が守られなければならない理由
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    wuzuki 2022/06/06
    学問の自由は商取引の文脈とは異なるものなので、キャンセルカルチャーで撤回されるのはダメで守られるべき。/ 危害や加害の範囲が広がることは私も危惧してる。/「科学」と権威主義についても再考させられる良記事。
  • 北守 on Twitter: "『情況』のキャンセルカルチャー特集に寄稿しました。しかしながらキャンセルカルチャーなる疑似問題を取り上げた時点で『情況』編集部はハラスメントの被害者に対する二次加害を行っているのであり、私の原稿も含め全ての記事は読むに値しません。… https://t.co/mB6TBcxiOS"

    『情況』のキャンセルカルチャー特集に寄稿しました。しかしながらキャンセルカルチャーなる疑似問題を取り上げた時点で『情況』編集部はハラスメントの被害者に対する二次加害を行っているのであり、私の原稿も含め全ての記事は読むに値しません。… https://t.co/mB6TBcxiOS

    北守 on Twitter: "『情況』のキャンセルカルチャー特集に寄稿しました。しかしながらキャンセルカルチャーなる疑似問題を取り上げた時点で『情況』編集部はハラスメントの被害者に対する二次加害を行っているのであり、私の原稿も含め全ての記事は読むに値しません。… https://t.co/mB6TBcxiOS"
    wuzuki
    wuzuki 2022/04/09
    不買を呼び掛けるのは好きにすればいいと思うんだけど、私は「二次加害」として「加害」の範囲を広げていく考え方にかなり抵抗があるんだよな。マイクロアグレッションの考え方にも通じるものを感じるというか。
  • 強者の道徳だよ、二重の意味でー『21世紀の道徳』 - シロクマの屑籠

    21世紀の道徳 作者:ベンジャミン・クリッツァー晶文社Amazon 去る12月、『21世紀の道徳』という書籍が出版された。筆者は、日暮らしのアメリカ人にしてブログ『道徳的動物日記』を書いているベンジャミン・クリッツァーさんで、これまでも活発に議論をしてらっしゃった方だ。 そういう出自の方がアップトゥデイトな書籍と古典を紐解きながら、現代の道徳的問題を縦横に論じたのが書、である。 とはいえ、同書を21世紀の道徳ダイジェストとみるのはたぶん違うと思う。いや、もちろん同書には『学問の意義』『動物倫理』『ジェンダー』『進化論とリベラル』といった道徳と縁の深い話題が並び、さまざまな書籍が紹介されているのだけど、総花的に紹介されているわけではなく、たとえば『ブルシット・ジョブ』や現代フェミニズムの書籍の幾つかなどは、かなり批判されている。でもって、通読すると筆者の道徳観が浮かび上がってきて、「なる

    強者の道徳だよ、二重の意味でー『21世紀の道徳』 - シロクマの屑籠
    wuzuki
    wuzuki 2022/02/16
    まさに昨夜、著者を招いてこの本のオンライン読書会をしたばかりなのでタイムリーな記事! こういう感想を持つ人もいるのね。著者と友人であるという贔屓目を抜きにしてもこの本は割と全方位におすすめしたい一冊。
  • 『21世紀の道徳』の「まえがき」を公開します|晶文社

    批評家ベンジャミン・クリッツァーさんの初の著書『21世紀の道徳』の「まえがき」を、読者のみなさまに向けて公開いたします。この「まえがき」に興味を持っていただけるようでしたら、ぜひとも書店でお手にとってみていただけるとさいわいです。まえがき 『21世紀の道徳』という書名の通り、このは道徳についてのであるし、倫理学や哲学に関するでもある。 哲学というと、世間の常識や一般的な考え方とはかけ離れた、画期的な議論や突拍子のない主張をするものだと思っている人が多いだろう。 こののなかでも、様々なかたちで「常識はずれ」な主張が展開されている。具体例を挙げてみよう。 ・わたしたちは、牛や鶏などの家畜に対して、人間に対するのと同じくらいの配慮をするべきである。 ・道徳や社会問題について深く考察するときには、「人権」という発想は障害になるから用いないほうがいい。 ・寄付をしたり援助をしたりするなら、自

    『21世紀の道徳』の「まえがき」を公開します|晶文社
    wuzuki
    wuzuki 2021/12/14
    ところどころ煽る筆致でありながら「おもしろさ」を目指しているという奇妙な立ち位置の本だなぁ。フェミニズムに関しては、そのあたりはとっくに前提としているのでは……? と思う。功利主義のくだりは面白そう。
  • ブランコ・ミラノヴィッチ「民主主義サミットは(世界に)害悪を与えるアイデアである」(2021年12月7日)

    The Summit of Democracies is a wrong idea (for the world) Tuesday, December 7, 2021 Posted by Branko Milanovic 12月9~10日に開催される「民主主義サミット」は、100カ国以上から大統領、首相、国王の出席が予定されている。このサミットは、民主主義の原則が国政に適用されている(あるいは表向き適用されている)ことが参加条件となっている歴史上初の国際会議だ。 このサミットに関しては、3つの見解が寄せられている。ナイーブな見解では、集まった国々が自国内での民主主義の原則の適用を改善するため互いに学び合うことに関心をもって皆で集まる会合である、というものだ。(もっとも、そういった場は他にもたくさんあり、新たに創設する必要はなかったのだが…)。もっとリアリスティックな見解では、国連人権保障と

    ブランコ・ミラノヴィッチ「民主主義サミットは(世界に)害悪を与えるアイデアである」(2021年12月7日)
    wuzuki
    wuzuki 2021/12/12
    (青野さんの翻訳した記事がホッテントリ入りしてて嬉しい……!)/「異なる利害関係者の間だと妥協は可能だ。しかし異なる価値観の間での妥協は不可能なのである」←この考え方は面白いなと思っているところ。
  • 「社会はリベラルに運営し、個人としては保守的に生きよ」…〈21世紀の道徳〉が教えること(ベンジャミン・クリッツァー) @gendai_biz

    多数の個人が複雑な関係で結びつく現代社会において、公正に社会を運営するためにはどのような規範に従えばいいのか。そして、個々人はどうすれば幸福への道を歩めるのか。『21世紀の道徳──学問、功利主義、ジェンダー、幸福を考える』(晶文社)を発表した批評家のベンジャミン・クリッツァー氏が、様々な学問的知見をもとに考える。 「倫理学」を「心理学から考える」 このたび発売されるわたしの著書『21世紀の道徳──学問、功利主義、ジェンダー、幸福を考える』では、道徳について扱う哲学である「倫理学」の考え方について、いくつもの切り口から紹介している。そこに、進化心理学をはじめとするさまざまな心理学の知見を取り入れていることが書の特徴だ。 ひとくちに倫理学といっても、「このような問題についてはこのような方法で判断するべきだ」「このような事態ではこのように行動するべきだ」といった「規範」に関する議論もあれば、「

    「社会はリベラルに運営し、個人としては保守的に生きよ」…〈21世紀の道徳〉が教えること(ベンジャミン・クリッツァー) @gendai_biz
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    wuzuki 2021/12/03
    「規範と価値」の話が興味深い。「そういう生き方も応援するけど、自分は旧来の生き方を選ぶ」って人多いよね。/ フェミニスト倫理学のくだり、主張する人は女性だけであるかように読める書き方なのが少々気になる。
  • 著書『21世紀の道徳』が出版されます - 道徳的動物日記

    Amazonの予約ページはこちら。 初の著書が出版されます。帯文は東浩紀さんからいただきました(現代哲学を「政治的正しさ」の呪縛から解放する快著、とのことです)。 このブログにいままで書いてきたことをブラッシュアップして、格的な論考にして、として読みやすくおもしろいものに仕上げた内容になっています。 【目次】 ■第1部 現代における学問的知見のあり方 第1章 リベラルだからこそ「進化論」から目を逸らしてはいけない 第2章 人文学は何の役に立つのか? 第3章 なぜ動物を傷つけることは「差別」であるのか? ■第2部 功利主義 第4章 「権利」という言葉は使わないほうがいいかもしれない 第5章 「トロッコ問題」について考えなければいけない理由 第6章 マザー・テレサの「名言」と効果的な利他主義 ■第3部 ジェンダー論 第7章 フェミニズムは「男性問題」を語れるか? 第8章 「ケア」や「共感」

    著書『21世紀の道徳』が出版されます - 道徳的動物日記
    wuzuki
    wuzuki 2021/11/10
    大学時代から13年間、ベンジャミンの文章を読み続けていたので感慨深い。遅かれ早かれプロになる人だとは思ってたけど、あずまんが帯文書くというのはすごくびっくり!
  • 「多様性の統一」が選挙でうまくいかない理由

    直近の選挙では、共産党が盛んに「多様性の統一」と言う言葉を用いていた。この言葉はおそらくUnity in diversityの訳語として想定している。Unity in diversityは、政治の文脈では、独立した集団を形成してもおかしくない様々な文化や個性を持った人たちが1つの社会、ないしは政治体制を作る、といった意味合いで用いられている。 共産党が今回この言葉を用いたのは、概ね「野党共闘」に対応して、様々な異論があってもまとまってが1つの政党に投票しましょうと言う呼びかけに近い形であった。 ASEAN(東南アジア諸国連合)の標語に、「ユニティー・イン・ダイバーシティー」というのがある。多様性の統一ということです。これが一番強いと思う。自公には多様性がない。こっちは多様性で行きましょう。多様性の統一、「ユニティー・イン・ダイバーシティー」で新しい政治をつくろうではありませんか。 多様性の

    「多様性の統一」が選挙でうまくいかない理由
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    wuzuki 2021/11/05
    はてブでもホッテントリ入りしてた、友人の書評が引用されてると聞いて読んだ。アイデンティティ・ポリティクスの概念を知れてよかった。これ、なんらかの「告発」の話を聞く際にも意識しておきたいなと思った。
  • DaiGo氏の差別発言で本棚にポップ 書店員のささやかな「抵抗」 | 毎日新聞

    入り口近くの書棚に設けられていた「優生思想 自己責任論に 抵抗する」と書かれたコーナー。今はない=京都市中京区の大垣書店烏丸三条店で2021年8月19日、千金良航太郎撮影 「優生思想 自己責任論に 抵抗する」。店内のポップに、こう記したコーナーを設置していた書店がある。書棚からのささやかな「抵抗」には、店員らの思いが込められている。 大垣書店烏丸三条店(京都市中京区)。京都を南北に貫く烏丸通に面した市内中心部のオフィス街に位置し、夕方には仕事帰りの会社員などでにぎわう。店内に入ると、入り口付近に置かれた新刊などが並ぶ棚に、そのコーナーはあった。 置かれていたのは「わたしで最後にして ナチスの障害者虐殺と優生思想」(藤井克徳著・合同出版)、「実力も運のうち」(マイケル・サンデル著、鬼澤忍訳・早川書房)など数冊のみ。ナチス・ドイツによる障害者虐殺などの根底にあった優生思想や「自己責任論」に疑問

    DaiGo氏の差別発言で本棚にポップ 書店員のささやかな「抵抗」 | 毎日新聞
    wuzuki
    wuzuki 2021/09/11
    倉津さんが関わった企画と聞いて。ちょうど関西に出張に行ってたときだったから、見に行けばよかったな。
  • 思想が強いマンガがおおいよね

    正確には「思想が強い」あるいは「思想を紹介する」マンガが多いなーみたいなお話です これは前回に引き続き、ジャンプラのお話ですが ジャンプラの敏腕編集さんの担当する作品がそういうマンガが多く感じたわけですね いや全然いいと思いますが アセクシャルについても、生理についても、反出生主義についても、知らない人が知るいいきっかけにはなると思います 無料の読切ですし とはいえ先日の反出生のは「反出生主義」の概要を説明しただけで終わったような印象がありましたが(あれ、しかも既に概念を知っている人や当事者には振り返りになりますが、理解も認知もしていない人にはわからないんじゃないかと思ったり) そういう人間の苦悩や思想を追求した(しかし、しているのか)マンガが掲載されるたびツイッターやはてなブックマークで話題になっているわけですが そういう作品だと話題になりやすいって状態を見た読切を描く人たちが、そういう

    思想が強いマンガがおおいよね
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    wuzuki 2021/07/01
    20年前の月刊デザートの「問題提起作品集」とか好きだったし、それで10代の妊娠、セクハラ、体罰、性感染症、性同一性障害などの問題を知ることができたけど、昨今はやや食傷気味……というのは分からなくもない。
  • 「大人の男女2人で会うと酒飲むかセックスしかすることない」

    というふうにならないようにするためには教養が必要で、教養があれば文学・哲学・思想・宗教などの話題で盛り上がり続けられるのだ!ってえツイートがバズっていて、4万いいねとかされていた マジ? ・プライベートで2人で会うくらいならそこそこ仲良いはずだし、「教養」なんかに頼らずに近況の話とかしてるだけで充分間はもつだろ ・というか、セックスはともかく酒が嫌なのはなんでなんだ?酒飲みながら文学を語ることはできるのでは?「酒を飲む」って2人とも完全に無言でグビグビ酒を飲み続けるみたいな行為なの? ・「男女」ってくくりを入れてくるのがシンプルにキモい ・"文学や宗教、哲学や思想、政治文化やらの話"というワードチョイスのスノッブ感がすごくて、ものすごい渋面になっちゃった ・話題なんてなんでもよくて、Googleマップで近所のおすすめスポット紹介しあうとか、ブラウザでうごくオセロをやってみるとか、学生時代

    「大人の男女2人で会うと酒飲むかセックスしかすることない」
    wuzuki
    wuzuki 2021/04/29
    地図を楽しんだり方言やセミの分析は地理学の素養があるからできること。肉体的な快楽以外での楽しみを見いだせる男女関係、大事。研究者の男友達と何度か一緒に旅行したけど、プラトニックでも充分楽しかったな。
  • 過去発言の掘り返しってどこまで有効だと思う?

    失言暴言とかどこまで叩くにしてもどこまで遡ったもんかね まあ現在やらかしてるんなら過去から変わってないなって思うけど 今とくにやらかしてるわけでもない人とかの過去発言って正直10年前とかならもうノーカンまでいかずとも今やっちまったかのような騒ぎ方はどうかと思うんだよね もちろん程度はあるけどさ(犯罪なら何年前でもダメだと思うし) 30年くらい前の発言持ち出して「こいつは25過ぎの女をクリスマスケーキに例えた!許さん!」って言ったらさすがにいやそれ遡りすぎだろって思うんだよね 童貞いじりとかホモ呼びとかとても肯定できるもんではないけど、10年前はなんかまだ社会の空気が違ったと思うんだよね だから言ってもOKって話ではないってのは大前提で、価値観のアップデートが爆速の昨今の感覚で10年前の発言掘り返してあーだこーだ言うのはちょっと疑問なんだな っていうか10年前の発言掘り返されると自分も色々不

    過去発言の掘り返しってどこまで有効だと思う?
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    wuzuki 2021/04/10
    そもそも何のために蒸し返すのか? その理由次第だしケースバイケースかと。/ 個人的には、社会人になった、出産したなどのライフステージの変化で男女観や人権への考え方も大きく変わることには違和感はないかな。
  • 『トイアンナ/メディア運営代行 on Twitter: "私は実は、「女を男へ平等に分配しろ」という過激思想も「なるほどね」と思ってしまうのは、実際いまの男社会では金があってモテる男性に女性が集中する社会で、モテない・金がない彼らの悲鳴は完全に無視されてきているからなんですよね。 もちろん分配の前に「人権!」って思うけどさ。"』へのコメント

    世の中 トイアンナ/メディア運営代行 on Twitter: "私は実は、「女を男へ平等に分配しろ」という過激思想も「なるほどね」と思ってしまうのは、実際いまの男社会では金があってモテる男性に女性が集中する社会で、モテない・金がない彼らの悲鳴は完全に無視されてきているからなんですよね。 もちろん分配の前に「人権!」って思うけどさ。"

    『トイアンナ/メディア運営代行 on Twitter: "私は実は、「女を男へ平等に分配しろ」という過激思想も「なるほどね」と思ってしまうのは、実際いまの男社会では金があってモテる男性に女性が集中する社会で、モテない・金がない彼らの悲鳴は完全に無視されてきているからなんですよね。 もちろん分配の前に「人権!」って思うけどさ。"』へのコメント
    wuzuki
    wuzuki 2021/04/06
    なんかなぁ。「金を分配しろ」でも、それで増税される側にとってはダメージ大きいだろうし、「女を分配しろ」のときだけ人権云々というのも違和感。遺伝子を残せない痛みにもっと寄り添っても良いと思うのだけど。