広島の劇場でいきなり上映中止の事態が 元文科省の前川喜平さんと寺脇研さんの企画である映画『子どもたちをよろしく』が2月29日から渋谷ユーロスペースほか全国で順次公開されるのだが、その公開直前に予定していた広島市の映画館が突如上映中止を決定するなど、気になる動きがある。 広島のある映画館で、昨年末に上映が決まり、4月11日公開に向けて年末からマスコミ試写を開始、1月21日には劇場での試写も行いながら、2月11日に突如、上映中止になってしまったのだ。配給会社の奔走により、同じ広島市内の別の劇場で公開が決まったのだが、異例の中止の背景がどうも釈然としない。劇場現場は上映へ向けて動いていたのに、途中で横やりが入ったようなのだ。 『子どもたちをよろしく』企画の元文科官僚・前川喜平さんと寺脇研さん(筆者撮影) この映画は、いじめや自殺を取り上げながら、今の日本社会で子どもたちの置かれた現実を考えようと