首都を含む多くの都県に「特別警報」が発令され、身近な河川が氾濫する事態を「自分の身に起きうること」と予期していた市民は、どれほどいただろうか。近年、頻発する災害は行政が主導してきた防災対策の限界を示し、市民や企業に発想の転換を迫っている。2011年の東日本大震災は津波で多数の死傷者を出し、防潮堤などハードに頼る対策の限界を見せつけた。これを教訓に国や自治体は、注意報や警報を迅速に出して住民の命
首都を含む多くの都県に「特別警報」が発令され、身近な河川が氾濫する事態を「自分の身に起きうること」と予期していた市民は、どれほどいただろうか。近年、頻発する災害は行政が主導してきた防災対策の限界を示し、市民や企業に発想の転換を迫っている。2011年の東日本大震災は津波で多数の死傷者を出し、防潮堤などハードに頼る対策の限界を見せつけた。これを教訓に国や自治体は、注意報や警報を迅速に出して住民の命
暗がりの中での地震。「災害ラジオ」が手巻きハンドルで「ウィーン、ウィーン」と音を立てた 9月6日午前3時8分。突然、部屋が大きく横に揺れた。 震度7を北海道で初めて観測した北海道胆振東部地震。 その時、たまたま筆者は札幌の親の家に滞在していて、眠っていたところで未明の揺れを体験した。揺れている間にスマートフォンから緊急地震速報が鳴る。揺れ出してしばらくしてから「地震です!」と機械音が伝えている印象だった。揺れが収まってから、電気がつくことを確認して、別の部屋では本棚が横倒しになったのを見て、そこに人がいなくて良かったと思ってテレビをつけると、NHKが緊急速報をやっていた。札幌北区は震度5強。地震の時の定点カメラが揺れている様子を映し出していた時だった。 (ブツッ!) そんな音とともに、いきなり真っ暗になった。停電だ。今どき、停電なんてすぐに復旧すると思っていたが、しばらくしても真っ暗なまま
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く