【カラクリ荘の異人たち 3.帰り花と忘れ音の時】 霜島ケイ/ミギー GA文庫 Amazon 君は家に帰るべきだと思う 捜し物を見つけて欲しいと頼みにくるものや、身体が溶けてしまった雪女。あい変わらず、色々なことが巻き起こるカラクリ荘だったが、太一には別に悩みがあった。 それは、正月休みに自宅へ帰るべきかどうか――である。 自宅には、義母・鈴子がいて、会えばまたギクシャクすると思うと、どうも乗り気になれない。 カラクリ荘の面々がそのまま過ごすと知った太一は、それならば自分も――と考えた。しかし意外にもレンからの反発にあってしまうのだった。珍しく大きく動揺し、怒りをレンにぶつけた太一だったが……。 ご町内妖怪奇譚第3巻登場! よくぞ言ってくれました、レンくん!! いやもう、二巻からこっち、太一の自分の都合のよい方しか見ようとしないその無神経な姿勢には、ずっと腹立たしい思いをさせられていただけに