「もふもふっ 珠枝さま!3」内山靖二郎(MF文庫J) ある日、智宏は珠枝がもふもふした小動物を拾ってきたせいでその妖怪を居候させることになる。あまりのもふもふさに心を奪われた珠枝に、すっかり構われなくなってしまった石の怪は悲嘆に暮れて智宏に泣きつく始末。はてさてそんな珍騒動をよそに、学校では守神のはずの珠枝がもふもふにうつつを抜かして登校してこなくなったおかげで静かな毎日……だったのだが、普段住みついている茶道室を真希とコヒロに占拠された先代の守神のマドカ。見かねた智宏が張りめぐらされた結界を破って中を覗き込むと……? はんなりスローライフ妖怪譚、またも一騒動!? もふもふ頂上決戦が面白すぐるwww その馬鹿馬鹿しさ、シュールさが最高。色々と大事なものをなくして勝利をもぎ取った石の怪に乾杯。ナイス自爆!w と、ぶっ飛んだところはあったけど、今回はこの作品通じてのテーマである(と思う)妖怪と
【もふもふっ 珠枝さま!3】 内山靖二郎/真田茸人 MF文庫J Amazon あはは、妬いてる妬いてる。誰がどう見ても、嫉妬してるじゃないか智宏は。 どこからか招いてきたもふもふの獣<けうけげん>に夢中の珠枝の様子に、なんだか面白くないを通り越して、イライラしている智宏の姿がひどく新鮮だった。なにしろこの主人公、これまで人間と妖怪という異種間の新しい関係を見出すことに必死で、この手の独善的な感情に振り回されることは珍しかったからなあ。少なくとも、瑞穂や真希といった同世代の女の子に対してこういう感情を抱くことはなかったように思う。ようするに今の智宏には、恋愛なんてものにかまけている余裕みたいなのはなかったんだよね。 じゃあ、今回の珠枝のそれはどうなんだ、っていうと。もちろん、この嫉妬は恋愛方面のそれとは一線を画していると思われる。どっちかというとこれ、お母さんを弟にとられた兄、的な嫉妬じゃな
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