いずれ貴方は選ばなければなりません。すべてを知り、人間の資格を失うか。それとも、何も知らぬまま、平穏な暮らしに戻っていくか。 最愛の妹・祈祝が敵の手に囚われた事実を知り、誓護は激しく動揺する。妹を救うか、アコニットに手を貸すか、いずれかを選択しなければならない状況に誓護は苦悩し、そしてアコニットは決断する。誓護抜きで冥府へ帰還した彼女は、しかし、囚われの身となり自由を奪われてしまい……。 [tegaki]全開! 異能バトル!![/tegaki] いや、まぁ、レーベル移籍して仕切り直しというわけで幻想譚がこの路線で行くということに今さら否やはないわけですが、本格的にファンタジー世界に突入してきた第3巻。 シリーズ特徴である、時系列のシャッフルが今回はかなり効果的だったような。いきなりアコニット囚われるわ、誓護は単身冥府へ乗り込むわ、あれ、前巻のラストってどんなんだったっけ? なんて自分の記憶