四巻目。これまで以上に百合暴走すぎる。 あれ、いつのまに一兎と美玖は付き合うようになったんだ、と思って前巻を引っ張り出してきたけど、ラストでさらりと書かれてたキスシーンのあとでもう完全に付き合うことになっちゃったのかな。なんか唐突だなぁと思ったけどまあそんなもんかもしれない。志甫に対する嫉妬とか、いろいろ美味しいネタがあるんだけど、今後はどうなるかなぁ。やっぱ志甫のほうがメインになるのか。 あと、今回の百合暴走の原因たる睦美さん。すごかったな。 伊集院睦美は、那須一子と中学三年生の時に出会った。 出会って四日後には、唇を奪われていた。 そういう関係だった。 どういう関係だよwと突っ込まずにはいられないこの濃密な百合臭。 ラストはかなり切なかった。けれど、作者的に百合カップルの方に力を入れているために、一兎と美玖の関係がさっぱり深まっていないのがネックだったかなぁ。
疾走する思春期のパラベラム 心的爆撃 (ファミ通文庫) 作者: 深見真,うなじ出版社/メーカー: エンターブレイン発売日: 2008/03/29メディア: 文庫 クリック: 19回この商品を含むブログ (18件) を見る読了。 「まったくもうおとななのにだらしない」 里香はぷんすかと頬を膨らませた。 「私はまだじょしこーせーだ。いわゆるJKだ」 「じょしこーせーはもうおとなです!」 文化祭が近付く中、映画部は自主制作映画の上映に向け慌ただしい日々を過ごしていた。そんな中、睦美はかつての”恋人” と再会する。かつて自分に能力を与え、自分が殺したはずの少女――。 まあまあ面白かった。 どうにもテンポが合わなくて、コメディな会話はひたすらギクシャクして見えたり、シリアスな場面もさらっと流されたりと、なかなか感情がついていかなかったんですが……このちょっとアレな展開は楽しかったです。状況というか。
文化祭に向けて、一兎ら映画部も自主制作映画の上映に向けた最後の大詰めを迎えていた。そんな時、睦美の前に現れたのは、彼女にパラベラムの力を与えてくれた、かつての恋人・一子。自らの手で殺めたはずの彼女の出現と、彼女が今や〈灰色領域〉の幹部の一人であるという事実に、睦美は動揺する。そして、人類の敵たる乾燥者たちも、来るべき戦いに向けて動き出す。前哨戦ともいえる実験戦の場を、城戸高校に定め、心的爆撃をもって殲滅すべく。 うおお……。なんともやるせない結末です。サブタイトルとなっている「心的爆撃」のえげつなさもさることながら、パラベラムと乾燥者。敵対すべき存在として定められた者同士の、心のすれ違いが切ないです。一兎と美玖は、上手く行ってほしかったのに、こういう結末が用意されているとは。 一方の志甫とはなんだか良い感じなのだけれど、こちらが真ヒロイン? でも、そう、やすやすと鞍替えとかできる器用さもな
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