待ってましたの新シリーズ。 かぼちゃ萌えの次は猫! うはぁ……「あ、あんたの肉球なんてどうだっていいんだからねッ!」 改めて語るまでもない完成度。 今回は魔導具の部分でいろいろと楽しませてもらえそうです。 それだけではなく、神々の話や六賢人、フィノの本性など楽しみな要素がのっけから満載。 特にフィノ嬢は……これで何もないと考える方が鈍いでしょう。 一方セロの方は、アプローチの方向は違うものの、 禁書目録とかきゅーとの主人公らと似通っていてちょっと残念。 それでも一風変わったものを――と往生際悪く読んでいましたが。 とはいえ、使い方次第でいろいろとできる? かな? しかしまぁ、主役は猫でしょう。猫。 ビジュアル的には長靴を履いた猫。 「計画通り……!」とかほくそえんでいるに違いありません。 実際結構黒い部分が……ってメイン三人で黒さがないのがセロだけって。 三つ全部殺すんじゃん! とか思わず
神々の祝福と贈り物で創られた世界。人間は、魔導具を作り、使うことで生活を豊かに、便利に送っていた。辺境の地ストハウンドに住まう薬師見習いのセロは、なぜか魔道具を作ることも使うこともできない。彼の祖父は優秀な魔道具職人だったというのに。セロは14歳、彼が仕えている街を治める貴族オルドバの娘・フィノは16歳。そろそろ周囲の目を気にし、距離を取ることを誰彼からも言われるようになった頃、オルドバの元に、王立魔導騎士団のハルムバックと名乗る青年が現れて。 しっかりと構築された世界観のもとで繰り広げられる物語の序章、にあたるのかな。セロたちが暮らす世界の成り立ちや、彼らが使う魔道具というアイテムの設定、そして世界の暗部で活動を始めた「魔族」という敵の存在の明かされ、などなど。驚くような斬新な設定とかはないものの、非常に手堅い作りと感じられ、これからの壮大な展開が予感させられますね。 主人公の生い立ちと
輪環の魔導師―闇語りのアルカイン (電撃文庫) 作者: 渡瀬草一郎,碧風羽出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス発売日: 2007/11/01メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 154回この商品を含むブログ (96件) を見る読了。「わ-4-25」 とか書いてあるけど、この作者はこれが初めてですよ。 「人生における幸福とは、たとえるならば魚釣りのようなものだよ」 セロは首を傾げた。 アルカインはおどけて、片目を瞑って見せる。 「一つ、自分で釣った魚はおいしい。 二つ、釣り逃した魚は大きく見える。 三つ、小さな魚は、たくさん獲れるとなんとなく幸せ」 見習い薬師であるセロは、優秀な魔導具職人である祖父を持ちながら、魔導具を扱うことすら出来なかった。そしてそんなセロの元を訪れたのは、王立魔導騎士団のハルムバックだった。彼は、祖父の遺した魔導具に興味があると言うが……。 面白い。これ
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