“本の姫”は謳う〈4〉 (C・NOVELSファンタジア)作者: 多崎礼出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2008/09メディア: 新書シリーズ完結、お疲れ様でした。最後までとても楽しく読めました。どうもありがとうございました。読み終えてから表紙を見て、うるっと来ました。あれ、最後のシーンなのですね。一枚めくったカラーイラストは、最後の直前ですし。本を読み終えて、閉じた後に、もう一度感動がやってきました。 読んでいる途中ははらはらしました。なんだか、バッドエンドに進んでいるような気がしていました。アンガスの行動の一つ一つが「おれ、戦争が終わったら結婚するんだ」的な死亡フラグにさえ思えました。序盤からバッドエンドに一直線のようで、本当にはらはらしっぱなしでした。だというのに終盤で、怪我で意識を失ったセラを見舞う場面なんて、もう、アンガス死亡フラグ成立のようにさえ思えました。一緒に旅をし