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書評に関するsugimo2のブックマーク (270)

  • 【読書感想】21世紀の自由論―「優しいリアリズム」の時代へ ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    21世紀の自由論―「優しいリアリズム」の時代へ (NHK出版新書 459) 作者: 佐々木俊尚出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2015/06/09メディア: 新書この商品を含むブログ (11件) を見る Kindle版もあります。 21世紀の自由論: 「優しいリアリズム」の時代へ (佐々木俊尚) 作者: 佐々木俊尚出版社/メーカー: 佐々木俊尚発売日: 2015/06/09メディア: Kindle版この商品を含むブログ (3件) を見る 内容(「BOOK」データベースより) 日にはリベラルや保守がそもそも存在するのか?ヨーロッパの普遍主義も終わりを迎えているのではないか?未来への移行期に必須の「優しいリアリズム」とは何か?―「政治哲学」不在の日、混迷を極めるヨーロッパ、ネットワーク化された世界に生まれた共同体の姿を描き、「非自由」で幸せな在り方を考える。ネットの議論を牽引する著

    【読書感想】21世紀の自由論―「優しいリアリズム」の時代へ ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
    sugimo2
    sugimo2 2015/06/19
    "日本の「リベラル」は、むしろ世界基準でいえば「保守」であり、「集団的自衛権による国際貢献」を(理念としては)推進している安倍首相のほうが「リベラル」なのか……"
  • 憲法第9条を削除せよ : 池田信夫 - アゴラ - ライブドアブログ

    書のもとになったインタビューは『戦後リベラルの終焉』が出た直後の今年5月に行なわれ、冒頭では朝日新聞の誤報問題が論じられるが、私に反論しているわけではない。朝日のような偽善が葬られるのは当然で、もはや日で「リベラル」は時代遅れのきれいごとを並べる人々だと批判した上で、著者はリベラリズム(自由主義)を擁護する。 おもしろいのは、いま話題の憲法第9条についての話だ。彼は「専守防衛の範囲なら自衛隊と安保は九条に違反しない」という長谷部恭男氏の立場を「修正主義的護憲派」と呼んで、こう批判する。 この解釈は結局、旧来の内閣法制局見解と同じですね。[この見解は]すでに解釈改憲ですよ。だから、護憲派が一時期、安倍政権による解釈改憲から内閣法制局が憲法を守ったなんて言っていたけど、これはウソで、新しい解釈改憲から古い解釈改憲を守ったにすぎない。(pp.48~9) さらに悪質なのは、「非武装中立」とか「

    憲法第9条を削除せよ : 池田信夫 - アゴラ - ライブドアブログ
    sugimo2
    sugimo2 2015/06/18
    “自分の考える正しい政策を、憲法にまぎれこませて、民主的討議で容易に変更されないようにするのは、アンフェアだ”
  • 井上達夫『リベラルのことは嫌いでも・・・』を読んでしまった | 中東・イスラーム学の風姿花伝

    駒場の東大の生協で発売されたばかりのこれを買ってきた。 『リベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌いにならないでください--井上達夫の法哲学入門』(毎日新聞出版) 「タイトルがね〜」とくさしながら読み始めたが中身がすごく真摯でかつ単刀直入なので引き込まれてしまって、タイトルなど気にならなくなった。いや、当に、リベラリズムのことは嫌いにならないでください、と心の底から思った。 (「人文系の先生のことは嫌いでも、人文系学部は社会に必要だから嫌いにならないでくださ〜い」とか応用が効くような気もしてきた) この著者は、私が大学に入った頃、1・2年の教養学部の頃に『共生の作法』(創文社、1986年)を読んで以来、が出るたびに買って読んできた。 思い出深いのはやはりこれでしょうか。こののインパクトはすごかった。 『他者への自由―公共性の哲学としてのリベラリズム』(創文社、1999年) その当時

    井上達夫『リベラルのことは嫌いでも・・・』を読んでしまった | 中東・イスラーム学の風姿花伝
    sugimo2
    sugimo2 2015/06/18
    "九条があることで「リベラル派」が抱え込む欺瞞と、その状態に安住できさえすることによって極まる知的堕落が、著者にとって我慢ならないようです(正義論の法哲学者はこうでなければなりません)"
  • 個人情報のディストピア小説を<br />政府マイナンバー担当者が読んでみた 『ビッグデータ・コネクト』 (藤井太洋 著) | 書評 - 文藝春秋BOOKS

    2015.04.10 書評 個人情報のディストピア小説を 政府マイナンバー担当者が読んでみた 文: 楠 正憲 (内閣官房番号制度推進管理補佐官) 『ビッグデータ・コネクト』 (藤井太洋 著) パソコン遠隔操作事件で明らかになったサイバー冤罪や、通販業者から漏洩した個人情報を闇で売買する名簿屋、ウィルス感染したパソコンで構成されたボットネットを駆使して迷惑メール対策を巧みにすり抜ける振り込め詐欺犯、街に散在する監視カメラと顔認証を組み合わせた監視……藤井太洋氏が最新作「ビッグデータ・コネクト」で描くのは少し先の日、官民で蓄積された個人データが勝手に名寄せされ、犯罪に悪用される世界だ。 個人情報を巧みに悪用した振り込め詐欺<サンマル名簿>を追っていた京都府警の万田警部は琵琶湖のほとりで建設中の官民複合施設<コンポジタ>のシステム設計・開発を指揮していた月岡の誘拐事件の捜査に駆り出される。犯人

    個人情報のディストピア小説を<br />政府マイナンバー担当者が読んでみた 『ビッグデータ・コネクト』 (藤井太洋 著) | 書評 - 文藝春秋BOOKS
  • 2014年おすすめしまくった本と新しい「信仰の現場」に踏み込みたい欲 - インターネットもぐもぐ

    2014年は狂ったように読み物を求める時期とKindleなんてもう知らない見たくないってなる時期と交互にきて、平均するとそこそこ活字は読んだ気がする。でも途中で投げ出したのも多いかもしれない(電書は投げ出すのが簡単で、しかも他のを読み始めてしまうとあんまり残してることに気付かない)。 とはいえ、おすすめの何冊!とあげられるほども読んでないので、感想書いておきたかったけど結局どうもしなかったをいくつか書き記しておくことにする。人間は案外すぐに忘れちゃうので、未来の自分のために。 文化系のためのヒップホップ入門 文化系のためのヒップホップ入門 (いりぐちアルテス002) 作者: 長谷川町蔵,大和田俊之出版社/メーカー: アルテスパブリッシング発売日: 2011/10/07メディア: 単行(ソフトカバー)購入: 9人 クリック: 121回この商品を含むブログ (66件) を見るめっっっちゃく

    2014年おすすめしまくった本と新しい「信仰の現場」に踏み込みたい欲 - インターネットもぐもぐ
  • もっと恋愛漫画を読みたい - インターネットもぐもぐ

    恋愛漫画を読みたいブームがきてる。きてるんだけど、なかなか共有できる人がいなくてさみしい。 20代半ばのわたしの周囲でそれなりにマンガ読む人ってBLを中心に嗜む人も多くて、恋愛漫画についての情報って意外に入ってこない。Amazonレビューも少ないし、雑誌やメディアで特集される機会も比較的少ない……ような気がする。 なんというか、身も蓋もなく言うときっとイタいイメージがあるのでしょう。いつまでも恋に恋してるんじゃないよおまえ……って思われている気がします。「アラサー向け少女漫画(笑)」のイメージのアレさも貢献してるんでしょうか。でもね、年下の男の子に理由なく惚れられて会社休みたくなったり、世を憂いて住み着いた田舎で歳は重ねているけどダンディな魅力あるおじさまと出会っちゃったり、壁ドンされたり足舐められたりを見たいわけじゃないんですよ!!!そういうことじゃないの!!! わたしが会社休む漫画が好

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  • [書評]若者は本当にお金がないのか?統計データが語る意外な真実(久我尚子): 極東ブログ

    表題通りの疑問を持っていたので、『若者は当にお金がないのか?統計データが語る意外な真実』(久我尚子)(参照)を読んでみた。結論は、明快だった。 統計データを見ると、今の若者は一概にお金がないとは言えない。一人暮らしの若者の所得はバブル期より増えている。若者を哀れんでいる現在の中高年の所得よりも多い。 ほほぉ、という感じである。 これを統計で裏付けられて言われちゃうと、くさす人も人もいるだろうなと、今思って、アマゾンを覗いて見たら、案の定、酷評が目立った。 こういう場合、実際にアマゾンで買った人の評に絞って見るほうがよいので、それに絞ると星5と星2のみ。その星2の評を読むと「国の報告書の分析を無批判に受け入れる姿勢も気になる」とあるのが微笑ましい。星5の評はしかし特に言及はない。それでも、総じて見れば、問題提起のあるよいと言えるのではないかと思う。というか、私も読後、これは良書だなという

    [書評]若者は本当にお金がないのか?統計データが語る意外な真実(久我尚子): 極東ブログ
    sugimo2
    sugimo2 2014/12/18
    "新聞雑誌が老人向けメディアになっているように、いわゆるネットの議論は30代から40代のような中年が中心になっているんじゃないだろうか"
  • 「戦国自衛隊」半村 良 著

    映画はもう子供のころから何度となく観ていたけれど、原作小説は読んだことがなかったという作品の一つだったのだが、ついに読んだ。やはり日SF黎明期を代表する一作で、1971年の発表直後からベストセラーとなり、戦国時代へ自衛隊がタイムスリップして大活躍というプロットは多くのフォロワーを生んで、歴史改変SF、架空戦記小説ブームの火付け役となった。軽い気持ちで読み始めたのだけど、実は適切な軍事考証、歴史考証がなされ、かつ、きちんとエンターテイメントの王道行くので凄く面白いのだ。 魅力の一つには軍事考証へのこだわりがある。映画だとさくっと一小隊がタイムスリップするのだが、小説ではタイムスリップに至る米軍・自衛隊合同演習に向けた各方面軍の展開が描かれ、主人公たちの部隊がどのようにタイムスリップの現場へ終結していくかが描写されている。この辺、ミリタリーファンにはたまらないのではないだろうか。 最初の出だ

    「戦国自衛隊」半村 良 著
    sugimo2
    sugimo2 2014/10/14
    "とにかくトラック大活躍小説"
  • 8月29日(金)君のためなら千回でも - 目黒考ニの何もない日々|WEB本の雑誌

    sugimo2
    sugimo2 2014/08/29
    "本来ならいまごろ書評する本ではないが、たったいま読んだばかりで、もう我慢できないので書いてしまう"
  • cakes(ケイクス)

    cakesは2022年8月31日に終了いたしました。 10年間の長きにわたり、ご愛読ありがとうございました。 2022年9月1日

    cakes(ケイクス)
    sugimo2
    sugimo2 2014/08/26
    "本書は人生の前半にある人が恋愛の真相を考え直すきっかになる。人生の終わりが見える人間には再生するきっかけにもなる"
  • [書評]あそびあい(新田章): 極東ブログ

    ネットで話題になっていたので読んでみた。『あそびあい(新田章)』(参照)アマゾンで見たら売り切れていたので、アニメイトなら売っているんじゃないかと行って主婦風の店員に聞いたらまるで知らない。検索も大変そうだった。こんなマンガですよとケータイで表紙を示した。 こんなマンガ……いきなり高校二年生がバックでセックスしまくるマンガですよ……とは言わなかった。が、ロリっぽい少女がスカート広げている表紙をかざすおっさんである自分はちょっと気まずい。結局、キンドルで買った。最初からそうすべきだった。 物語は単純と言えばごく単純な恋愛物語である。ある障害があって二人の恋はなかなか進展しない。そこにいろいろ他の登場人物もまじって恋愛の悩みが繰り広げられる。読者はその恋の行方にハラハラとする。それだけである。源氏物語から「めぞん一刻」とか、まあよくある恋愛物語という感じだ。この物語で彼らの恋を阻んでいるのは、

    [書評]あそびあい(新田章): 極東ブログ
    sugimo2
    sugimo2 2014/08/25
    "物語を物語としてたらしめているのは、恋の「幼さ」である"
  • cakes(ケイクス)

    cakesは2022年8月31日に終了いたしました。 10年間の長きにわたり、ご愛読ありがとうございました。 2022年9月1日

    cakes(ケイクス)
    sugimo2
    sugimo2 2014/08/19
    "「運がよければいつか恋愛して幸せになれる」といった楽観は根底から否定される。「誰でも恋愛できて幸せになれる」といった幻想は打ち砕かれる"
  • 【今週はこれを読め! SF編】狼少女の感覚と情緒、風に鳴る巨大貝殻の音 - 牧眞司|WEB本の雑誌

    二十世紀末から二十一世紀、アメリカ文学は異色短篇の才能を続々と輩出してきたが、カレン・ラッセルはその最若手だ。10篇収録の書を著した2006年の時点で24〜5歳。アメリカ図書協会の「35歳以下の注目すべき作家5人」に選ばれている。彼女の作品はアイデアや設定も風変わりだが、それ以上に登場人物の感覚が新鮮だ。常識的にはタガが外れた情動、突飛な行動原理に見えるのだが、読んでいくとこちらの気持ちへ染みこんでくる。自分の心にそんな部分があったのかとハッとなる。 表題作では、洞窟で暮らしていた狼人間の子どもたちが、聖ルーシー寮に連れてこられ普通の社会生活ができるように教練を受ける。狼人間は隔世遺伝で、その一族は土地の農民からははみだし者と蔑まれ、純血種の狼にも溶けこむことができない。語り手のクローデットは聖ルーシー寮の馴化プログラムのなかで、だんだんと人間的な振るまいを身につけていくのだが、拭いきれ

    【今週はこれを読め! SF編】狼少女の感覚と情緒、風に鳴る巨大貝殻の音 - 牧眞司|WEB本の雑誌
    sugimo2
    sugimo2 2014/08/05
    "この宙ぶらりんの印象は、ほかの作品ではもっと顕著だ。こんなところで終わってしまうのかと、ちょっと途方に暮れる作品もある。おそらくラッセルにとって世界はそういう場所なのだろう"
  • 書評、読書感想文の書き方 - マトリョーシカ的日常

    100記事以上書いてきたので公開してみる。 去年からブログでを紹介してきたが、いつの間にかその数が百を越えていた。ずいぶん前に「あと百冊書いたらノウハウを公開しようかな」*1と言っていたので、今日は書評の書き方を教えようと思う。 書評に必要な態度 友人にそのを紹介するように書くこと。よく見かけるのが引用文やあらすじをだらだらと書き写して最後に自分の考えを一言二言添えるだけ、というスタイル。友人にむかってあなたは同じことを行うだろうか。 「このやばいよ」 「え?どこが」 「だから〜、ぺらぺらぺらぺら……」 十分後 「っていうわけなんだよー」 これではの面白さが伝わるわけがない。友人に紹介するなら、あらすじと気に入ったフレーズと述べるに留まる方が良い。「それだけでいいの?」と思うかもしれないが、それだけでいい。 ただ、もう少し付け足したいと思う時は次の要素を加えるといい。 書評を書くと

    書評、読書感想文の書き方 - マトリョーシカ的日常
    sugimo2
    sugimo2 2014/05/30
    ”友人にその本を紹介するように書くこと” うん。
  • 『本屋の雑誌』本に関わる世界の今昔 - HONZ

    どうも、書店員として、書店業界に関わるをレビューするのは気まずい。ゆえにHONZに所属してから何冊も出版されてきたその手のを読んで深く感じ入ったとしても、決してレビューは書かなかった。しかしながら今回は、読み物としてあまりに面白く、もしもこのをご存知ないとしたらもったいないという思いを抑えかねてしまった。 『の雑誌』という月刊誌がある。その名の通り、にまつわる記事を中心とした雑誌で、現在最新号は2014年6月号。(ちなみに、この号は仲野徹と東えりかの徹底ブックガイド対談が収録されているノンフィクション特集号。栗下直也も寄稿している。)毎号手の込んだ作りで、出版社の情熱を感じる雑誌だ。その『の雑誌』の別冊として発行されたのが、今回ご紹介するこの『屋の雑誌』である。 京都の三月書房、千駄木の往来堂書店の棚写真から始まる『屋の雑誌』の目次ページには、発行にあたっての思いがひっそり

    『本屋の雑誌』本に関わる世界の今昔 - HONZ
    sugimo2
    sugimo2 2014/05/27
    "特におすすめの記事は、「青木まりこ現象」の徹底究明。書店に行くと便意を催す、という症状に覚えはないだろうか。その症状のことを通称「青木まりこ現象」という"
  • 【読書感想】教養としてのプログラミング講座 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    教養としてのプログラミング講座 (中公新書ラクレ) 作者: 清水亮出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2014/03/07メディア: 新書この商品を含むブログ (27件) を見る Kindle版もあります。 教養としてのプログラミング講座 (中公新書ラクレ) 作者: 清水亮出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2014/04/11メディア: Kindle版この商品を含むブログ (21件) を見る 内容紹介 もの言わぬ機械とコミュニケーションする手段「プログラミング」。 コンピュータが隆盛を極めた今、もはやそれは身につけるべき教養だ。 このは、一冊で優れたプログラマーの思考を習得することを目指す。 ジョブズやゲイツ、現代の成功者はどんな世界を見ているのか? 僕はこの新書を読みながら、二冊のを思い出していました。 一冊目は、すがやみつる先生の『こんにちはマイコン』。 1982年刊

    【読書感想】教養としてのプログラミング講座 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
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    sugimo2 2014/04/15
    "「コンピュータが苦手な人にこそ、知っておいてもらいたい、最低限の知識」がコンパクトにまとめられています"
  • 1月度の金の女子ミス・銀の女子ミス発表!(執筆者・大矢博子) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート

    『ジェーン・エア』を読んで〈はしばみ色の目〉ってどんな色だろうとドキドキした奥様、こんちには。『若草物語』を読んで〈塩漬けライム〉ってどんな味だろうとワクワクしたお嬢様、ごきげんよう。今月も女子ミスのお時間がやってまいりました。寒い毎日、片手に、片手にホットチョコなんていいですよね。もちろん、「そのショコラが熱くなかったことを幸いに思え!」とオスカルごっこをするのを忘れてはいけません。 領主館の花嫁たち 作者: クリスチアナ・ブランド,猪俣美江子出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2014/01/29メディア: 単行この商品を含むブログ (13件) を見る いやあ、まさか平成も四半世紀が過ぎてクリスチアナ・ブランドの作品が読めるとは。『領主館の花嫁たち』(猪俣美江子訳・東京創元社)はブランド最後の長編です。読み応えガッツリ。しかも道具立てがたまりません。 舞台は1840年、ウェール

    1月度の金の女子ミス・銀の女子ミス発表!(執筆者・大矢博子) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート
  • 書評七福神の一月度ベスト発表! - 翻訳ミステリー大賞シンジケート

    書評七福神とは翻訳ミステリが好きでたまらない書評家七人のことなんである。 2014年度最初の月の七福神をお届けします。今年の運勢を占う大事な月。さて、どんな作品が上がってきますことか。 (ルール) この一ヶ月で読んだ中でいちばんおもしろかった/胸に迫った/爆笑した/虚をつかれた/この作者の作品をもっと読みたいと思った作品を事前相談なしに各自が挙げる。 挙げた作品の重複は気にしない。 挙げる作品は必ずしもその月のものとは限らず、同年度の刊行であれば、何月に出た作品を挙げても構わない。 要するに、の選択に関しては各人のプライドだけで決定すること。 掲載は原稿の到着順。 川出正樹 『これ誘拐だよね?』カール・ハイアセン/田村義進訳 文春文庫 ハイアセンが好きだ! 新作が出ると知った瞬間から、うずうずし、鶴首しすぎて首が痛くなるくらい好きだ。 鋭い観察眼と分析力、そして透徹した論理を武器に、たと

  • 世界最高の殺し屋という生き方――グリーニー〈グレイマン・シリーズ〉(執筆者・大谷耀) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート

    「世界最高の殺し屋って誰?」という質問をされたら、多くの日人はゴルゴ13と答えるのではないだろうか。もしくは、殺人許可証を持っている世界的なヒーローということで、ジェームズ・ボンドという答えもあるかもしれない。ともあれ、その金看板を背負えるキャラは中々いない。私やあなたが大好きな、翻訳小説に登場する「彼ら」ではダメなのだ。凄腕止まりでは。 ボンクラ中学生なら誰でも一度は考える世界最強の殺し屋というキャラ設定も、「どこがどう世界最強なのか」という命題を証明する段になると途端にハードルが高くなる。「あいつは世界最高だ」とただ周囲の人間が言ってるだけでは、証明にはならないのだ。 暗殺者グレイマン (ハヤカワ文庫 NV) 作者: マーク・グリーニー,伏見威蕃出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2012/09/21メディア: 文庫 クリック: 13回この商品を含むブログ (24件) を見る そし

    世界最高の殺し屋という生き方――グリーニー〈グレイマン・シリーズ〉(執筆者・大谷耀) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート
    sugimo2
    sugimo2 2014/02/06
    マーク・グリーニーはいいよねえ。古きよき冒険小説の系譜。
  • 紙か電子か『ナナのリテラシー』 - 漫棚通信ブログ版

    フィクションとしておもしろく、ルポルタージュとしておもしろく、メタ的におもしろい。 ●鈴木みそ『ナナのリテラシー』1巻(2014年KADOKAWA/エンターブレイン、650円+税、amazon) ●同キンドル版1巻(2014年鈴木みそ、税なし400円、amazon) 書影左が紙の、お値段は650円+税。書影右はキンドル版で、ご存じのとおりアマゾンの電子書籍は日国に税金を払っていませんので税抜きじゃなくて税なし、さらに価格設定がお安く400円となっております。 この二冊、発行/発売が異なってて、紙のKADOKAWA/エンターブレインから。キンドル版は、著者人「鈴木みそ」が販売しています。 書影イラストは、著者のとしてはめずらしく美少女+花が散るバックという、なんてあざといんでしょ、と驚くようなデザイン。ねらってるな。それはそれとして、発行/発売元が違うのに同じデザイン。さて、なぜ

    紙か電子か『ナナのリテラシー』 - 漫棚通信ブログ版