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書評に関するsugimo2のブックマーク (270)

  • [書評]孤独のグルメ【新装版】(久住昌之・著、谷口ジロー・画 ): 極東ブログ

    中年男の孤を描いた漫画「孤独のグルメ」(参照)が電子ブックで売っていた。電子ブックでこの漫画を読むとどうなんだろうかという素朴な興味と、通して読んだことはなかったなという思いがあって、買って読んだ。泣けたというのとは違う、胸にずんとくる感慨があった。中年男の孤というものの、いわくいいがたい微妙な心情をよく描いていることもだが、私自身生きてそしてってきたあの時代が絵の一コマ一コマにそのままにあったのだった。 物語は、個人経営の洋雑貨輸入商・井之頭五郎が、背広姿で見知らぬ町を巡った営業帰りに、いそびれた昼飯をその町の店屋でうというだけの設定が多い。表題にグルメとあるが、普通の意味でグルメといったものではない。下町のさびれた定屋のようなところで、中年男が、がつがつとありふれた事をするだけの短い話。B級グルメといったものでもない。うのは腹がいっぱいになればいいやといったくらい。 だ

    sugimo2
    sugimo2 2012/01/14
    "主人公・井之頭五郎は酒を飲まない。それだけでもグルメといった、うんざりしたうんちくから解放される思いがする"
  • 本の記事 : 時代に丁寧、新解さん 「新明解国語辞典」第7版を読む | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    小型国語辞典では売り上げ1位の『新明解国語辞典』(三省堂)の第7版が刊行された。「新明解」は個性的な解釈で多くの「愛読者」を持つ。その代表として、『新解さんの読み方』の著者に思いを寄せてもらった。2位の『岩波国語辞典』(岩波書店)の新しい版も11月に出た。合わせて魅力を探った。 ◇ 新解さんの名は、新明解国語辞典(三省堂刊)といって、日で一番売れている国語辞典です。今月一日に第七版が出たので、わたしは朝から晩まで、電車の中でも昼休みでも新解さんを引いている。どこがどう変わり、何が残ったのか調べないと気が済まない。 「新解さんの魅力は何ですか?」と訊(き)かれたら、「それは、自分で引いてみると誰でも宝探しの楽しさを味わえることです」と、大きな声で答えたい。新解さんの宝は、語釈、用例、運用欄、序、歴史的かなづかいの文章に埋めてあるので、とにかく引けばすぐわかる。「読書」「恋愛」「性交」の語

    本の記事 : 時代に丁寧、新解さん 「新明解国語辞典」第7版を読む | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
  • ラーメンと愛国 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    ラーメンと愛国 (講談社現代新書) 作者: 速水健朗出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/10/18メディア: 新書購入: 5人 クリック: 371回この商品を含むブログ (95件) を見る 内容説明 なぜ「ラーメン職人」は作務衣を着るのか? いまや「国民」となったラーメン。その始まりは戦後の糧不足と米国の小麦戦略にあった。“工業製品”として普及したチキンラーメン、日人のノスタルジーをくすぐるチャルメラ、「ご当地ラーメン」に隠されたウソなど、ラーメンの「進化」を戦後日の変動と重ね合わせたスリリングな物語。 僕も40年近く生きているのですが、この新書を読んでいて、ようやく自分が子供の頃の「ラーメン事情」を思い出したような気がしました。 いまから30年くらい前の僕にとっては、ラーメンは「サッポロ一番」を母親が家でつくってくれるものであり、たまにカップヌードルをべたり、近所の中

    ラーメンと愛国 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 日本人をやめる方法 - 書評人(The Reviewers)

  • 嘉兴闯档物联网科技有限公司

    sugimo2
    sugimo2 2011/10/31
    "戦後、アメリカからブロイラーが導入されるまで、日本では鶏こそが最高級の肉だったわけだ"
  • ライバル視してる書評家はいますか?また交友関係を語ってください - 杉江松恋インタビュー

  • いのちの食べかたを、こどもと一緒に学ぶ「ぶたにく」

    いのちのべかたを、子どもと一緒に学ぶ。 表紙は子豚、裏は腸詰、つまりブタがソーセージになるまでを写真でつづる。屠畜の現場もあるが、屠畜そのものを全面に押し出していない。妊娠、分娩から離乳、よちよち歩きから10ヶ月の若豚までを、その生活に寄り添って写しとる。そして屠場から肉になるまで、さらに次の誕生までを同じ流れで見せてくれる。 これは、ありがたい。小学校低学年と高学年の二人が一緒に読むのに、ちょうどいいから。というのも、内澤旬子著「世界屠畜紀行」は早すぎるし、森達也著「いのちのべかた」は一緒に読むには難しいから。 屠畜をテーマにすると、どうしても「場所」の話になってしまう。だが、そこへ行くまでの長い間、子どもは「べられるサイズになるまで」成長してきたのだ。その「時間」をきっちり見せてくれる。解体現場を克明に写すことで、「ほら見てこれが現実なんだよ」と教えることもできるが、低学年にはキ

    いのちの食べかたを、こどもと一緒に学ぶ「ぶたにく」
  • 生漢煎(しょうかんせん)購入時に知りたい解約縛りについて

    生漢煎は定期コースでの申し込みで、初回半額で購入することができます! でも定期コースでの申し込みで気になるのは、縛りがあるのかと言うことですよね。 気になる方も安心して申し込みできます。この生漢煎は縛りがありません。 いつでも解約が可能なんです!

    生漢煎(しょうかんせん)購入時に知りたい解約縛りについて
    sugimo2
    sugimo2 2011/10/09
    評者で検索できるの便利
  • 「ぼくは上陸している」書評 華麗な語り問う、科学は万能かと|好書好日

    ぼくは上陸している 進化をめぐる旅の始まりの終わり 上 著者:スティーヴン・ジェイ・グールド 出版社:早川書房 ジャンル:自然科学・環境 「ロリータ」の著者ナボコフは、蝶の分類の専門家としての顔も持っていたが、多くの文芸評論家に誤解されている。その誤解とは? 人文学への深い造詣を織り交ぜ、進化生物学の真髄を… ぼくは上陸している 上・下 [著]スティーヴン・ジェイ・グールド グールドとドーキンス、どっちが好き? 同じ1941年生まれ。科学作家としてライバルであり、実際、激しい論争を交わした。生物は利己的な遺伝子の乗り物にすぎないと、切れ味鮮やかに登場したドーキンスよりも、私はグールドの方が圧倒的に好きだ(ドーキンスの著作を翻訳したこともあるにもかかわらず)。 進化の単位は遺伝子ではなく、個体である。なぜなら生物は個体として生き、淘汰(とうた)は個体のレベルにこそ働くから。そういって対ドーキ

    「ぼくは上陸している」書評 華麗な語り問う、科学は万能かと|好書好日
  • 日本相撲協会への最終通告『大相撲改革論』 - 杉江松恋|WEB本の雑誌

    7月場所で好成績を収めたことにより、琴奨菊(佐渡ヶ嶽部屋)が大関に昇進した。日出身の大関誕生は、同部屋出身の琴光喜以来4年ぶりのことだ。まずはめでたい。 だが、素直に喜んでいていいのだろうか。昨年の野球賭博事件が遠因となり、年2月には多数の力士が八百長の常習者であることが発覚し、自主的な引退へと追い込まれた。実質は解雇である。そのために3月場所は中止となり、5月場所は観客に無料公開される技量審査場所とされた。連続して場所の興行が打てなかったわけであり、異常事態である。野球賭博や八百長事件だけではなく、2007年に起きた時津風部屋力士暴行致死事件、2010年の横綱朝青龍引退問題などを筆頭に、挙げればきりがないほどの不祥事がここ数年連続して起きていた。日相撲協会という団体は内部で構造腐敗を起こしているとしか思えない。その膿が、たった数ヶ月で出し切れたのだろうか。 武田賴政は否と言う。『

    日本相撲協会への最終通告『大相撲改革論』 - 杉江松恋|WEB本の雑誌
  • ハマる読書「はてしない物語」

    を開くということは、の中に入ること。 そして夢中になるとは、夢の中に入ること。夢中読書をお約束する。ただし、ソフトカバーの上下巻はダメ。あかがね色のクロス張りの、あの一冊のハードカバーで読むべし(なぜだか読んだら分かる)。ハードウェアとしてののチカラを思い知るだろう。 三十年ぶりに読み返す。映画に捻じ曲げられた記憶を掘り起こし、新たな発見を得る。主人公のバスチアンは、(記憶の中では)美少年だったのに、活字は残酷にも「でぶでエックス脚、チーズのように血の気のない、美しいとはとうていいえない姿」と述べる。怒りっぽくて泣き虫で、いまいち自分に自信が持てないが、を読むのが大好きな少年だ。 そんな彼が、「はてしない物語」というに出会い、ハマっていく。これは読み手の年齢にシンクロする。十代の、まさにそんな多感な時期に読んだなら、いっぺんに共感してしまうだろう。ミヒャエル・エンデもそこを狙って

    ハマる読書「はてしない物語」
    sugimo2
    sugimo2 2011/09/19
    ”あかがね色のクロス張りの、あの一冊のハードカバーで読むべし(なぜだか読んだら分かる)。ハードウェアとしての本のチカラを思い知るだろう”
  • 放り投げたくなるような本の書評を依頼されることはありますか? もしあれば、どういった書評を書かれますか? - 杉江松恋インタビュー

  • コラム別に読む : 電子書籍と本の未来 仲俣暁生さんが選ぶ本 - 仲俣暁生(フリー編集者) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    ■小さなメディアか「制度」か 「文字を紙に刷って綴(と)じたもの」だった書物()が、「文字をディスプレー上に表示したもの」になる——ごく大雑把にいえば、後者が「電子書籍」と呼ばれるものだ。日でも昨年からさまざまな企業がこの分野に乗り出し、「電子書籍元年」と喧伝(けんでん)された。「」はこれからどうなるのか。その未来を考える手がかりとなる3冊を選んだ。 アマゾンの「キンドル」や、ソニーの「リーダー」の成功で、アメリカでは電子書籍による読書が根づき始めている。その現状と背景を明快に語るのが『ルポ 電子書籍大国アメリカ』だ。出版エージェントとして米国の事情に通じている著者によれば、電子書籍は大活字やオーディオブックなどと並ぶ多様な読書スタイルの一つであり、安価なペーパーバックに代わる消費形態という面が大きい。ただし紙のが未来永劫(えいごう)にわたり安泰ということはなく、「紙の」の読書

    コラム別に読む : 電子書籍と本の未来 仲俣暁生さんが選ぶ本 - 仲俣暁生(フリー編集者) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
  • 書評が上手く書けません。どうすれば心の中で感じたことを文字に還元できるのでしょうか? - 杉江松恋インタビュー

    自身が感じたことを言葉にして表現するのも書評の大事な要素だと思うのですが、そのがどういう内容かを要約して読者に伝えることもそれに負けず劣らず大事だと私は考えています。「よくできた要約はそれだけで書評として価値がある」というのが私の意見です。 の中には手ごわいもの、書評にされることを頑として拒むものもあります。そうしたに出会ったとき、私は「自分がきちんと読めていないのではないか」ということを第一に考えます。が悪いのではなく、自分の読みが追いついていないのです。 なのでお奨めしたいのは、「要約を練習する」ことです。 一冊のの内容を、200字、400字、800字と文字数を変えて要約してみると、自分の読みの程度がわかってくると思います。400字と800字の要約では、その中に盛り込める情報量が変わってきます。短いから楽、長いから難しいということではなく、短くするために取捨選択が必要に

  • 「こちら側」再び - 書評に代えて - iCloudとクラウドメディアの夜明け : 404 Blog Not Found

    2011年09月01日23:30 カテゴリ書評/画評/品評Art 「こちら側」再び - 書評に代えて - iCloudとクラウドメディアの夜明け 編集部より献御礼。なぜか二冊別々に来た。 iCloudとクラウドメディアの夜明け 田雅一 書のタイトル、実は「釣り」である。 iPhoneiPadへの「釣り」であったのと同じように。 書の主題は、iCloudでもクラウドでもない。 「ウェブ進化論」で言うところの、「こちら側」の復権の話なのだ。 書「iCloudとクラウドメディアの夜明け」の当のタイトルは、「Sonyはどうするべきだったか」ではないのか。あるいは「なぜSonyはAppleになれなかったか」。 著者の答えははっきりしている。「こちら側に立たなかった」からだ。 「ウェブ進化論」の主張を乱暴にまとめると、こうなるだろう。 「事件は『こちら側』で起きてるんじゃない。『あちら側

    「こちら側」再び - 書評に代えて - iCloudとクラウドメディアの夜明け : 404 Blog Not Found
    sugimo2
    sugimo2 2011/09/03
    ”本書「iCloudとクラウドメディアの夜明け」の本当のタイトルは、「Sonyはどうするべきだったか」ではないのか。あるいは「なぜSonyはAppleになれなかったか」”
  • [書評]決断できない日本(ケビン・メア): 極東ブログ

    メア氏の自著「決断できない日(ケビン・メア)」(参照)が出版されると8月の頭ごろだったか聞いて、出版前にアマゾンに予約しておいたが、なぜか配送は遅れ、そのため読むのも遅れてしまった。書店に先に並ぶほうが早かった。アマゾンの予約が殺到していたのだろうか。 書に期待される話題といえば、まず、共同通信による「沖縄はゆすりの名人」報道についての人弁であるが、もう一点、事前の報道で「米政府が福島第1原発事故直後、東京在住の米国人約9万人や在日米軍を避難させる最悪のシナリオを検討していた」(参照)というのも興味深くは思えた。 共同通信による「沖縄はゆすりの名人」報道についてだが、もとから発言の原資料は残されていないので真義の確認はできない。そのあたりをどのように弁じるかに関心を持った。結論から言えば、共同通信が問題視した講義の真相についてはわからない。だが、関連して二点わかったことがある。共同通

  • 教養としてのゲーム史 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    教養としてのゲーム史 (ちくま新書) 作者: 多根清史出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2011/08/08メディア: 新書購入: 17人 クリック: 399回この商品を含むブログ (39件) を見る 内容(「BOOK」データベースより) 「名作」「傑作」とされるゲームはいったいどこがスゴかったのか。新しいゲームジャンルはどのように誕生するのか。―それは、ゲーム歴史を「アイディアの進化史」としてとらえることで見えてくる。『インベーダー』『ゼビウス』『スーパーマリオ』『ドラクエ』『ときメモ』『ラブプラス』…数々の歴史的作品は、「創造性」「大衆性」「技術とアイディアの関係」などについて、大きなヒントを与えてくれる。ゲームを「学ぶ」時代の幕明けだ。 「テレビゲーム」はどこから来て、どこへ行くのか? この新書では、『ポン』から『ラブプラス』まで、さまざまなゲームを紹介しながら、「どのようにし

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  • プロの書評家が語る、プロの書評の書き方

    書評ブロガーの間で、話題になっているです。当ブログでも書籍を紹介していて興味があったので、読んでみました。 ニッポンの書評 (光文社新書) 「プロの書評家」の、書評に対する姿勢・価値観を知ることができて、参考になりました。書籍紹介をしているブロガーは、必読の書です。 newspaper / myrealnameispete プロの書評家とは 粗筋と引用だけで成立していて、自分の読解をまったく書かない原稿があったとしても、その内容と方法と文章が見事でありさえすれば立派な書評だと今のわたしは考えているのです。 逆にいえば、その彫刻を経ていない粗筋紹介なぞウンコです。粗筋と引用の技にこそ書評家の力量は現れる。(中略) 「自分にまつわる箇所を削ったら、書き手の味がなくなる」という反論があるかもしれませんが、そんな”雑味”程度が消えて面白くなくなったり、個性を失ってしまうような原稿には、はなから文

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  • ロケットおっぱいの語源!?「新宿鮫」パワーアップの十作目! - エキサイトニュース

    新宿鮫こと鮫島警部が初登場したのは、新宿の「その筋では有名な」サウナだった。 これ、みんなが忘れている事実。 鮫島が所属する新宿署ではなく、別の所轄から来た警察官が、若い男にむりやり言うことをきかせようとしていた(やーね)。そこに現れ、男の窮地を救ってやったのが、最初の登場だったのである。 鮫島の外観は、こんな感じに描写されている。 ――三十六の鮫島は、実際の年より十近く若く見える。理由は、後頭部からえりあしの少し下にまでかかる長いうしろ髪だ。体にも贅肉が少なく、ほっそりとした印象を与える。 ほぼ毎日、ジョギングをつづけている成果だが、決して貧弱な体つきをしているわけではない。 その警察官にしてみれば、若く見える相手を舐めてかかったら、実は自分以上に危険な男だったというわけだ。こうして鮫島は、読者の前に姿を現した。1990年に発表されたシリーズ第1作『新宿鮫』のことである。作者の大沢在昌に

    ロケットおっぱいの語源!?「新宿鮫」パワーアップの十作目! - エキサイトニュース
  • 『涼宮ハルヒの驚愕』最速レビュー - 大森望|WEB本の雑誌

    『涼宮ハルヒの驚愕 初回限定版(64ページオールカラー特製小冊子付き) (角川スニーカー文庫)』 谷川 流,いとう のいぢ 角川書店(角川グループパブリッシング) 950円(税込) 商品を購入する Amazon HonyaClub HMV&BOOKS honto 〈涼宮ハルヒ〉シリーズ4年ぶりの新作、『涼宮ハルヒの驚愕』が5月25日午前零時、ついに発売された。今回リリースされたのは、(前)(後)2巻セットに64ページのオールカラー特製小冊子「涼宮ハルヒの秘話」が付属する初回限定版(体カバー裏には定価もISBNもなく、シュリンクに貼ってあるシールのほうに印刷されている)。分売・返品不可の買切という条件にもかかわらず、確定部数は51万3000セット(2冊合わせると102万6000部)と、ライトノベル史上最高の初版部数を記録した。 〈涼宮ハルヒ〉シリーズ全体の総売り上げは、この2冊分を含めて累

    『涼宮ハルヒの驚愕』最速レビュー - 大森望|WEB本の雑誌