9.11同時多発テロで、崩壊する世界貿易センタービル南棟(2001年9月11日撮影)。(c)AFP/Aaron MILESTONE 【9月22日 AFP】2001年の9.11米同時多発テロで世界貿易センタービル崩壊の引き金となったのは、衝突した航空機の機体から溶け出たアルミニウムがビル内のスプリンクラーの水に反応して大爆発を起こしたためだった可能性があると、材料工学の専門家が21日、米サンディエゴ(San Diego)で開かれた材料技術関連の国際会議で発表した。 ツインタワー崩壊の原因は、公式にはビル内部の鋼鉄製の梁(はり)が過度に熱せられて構造が破たんしたためとされている。 しかし、ノルウェー産業科学技術研究所(SINTEF)のクリスチャン・シメンセン(Christian Simensen)氏はこの公式見解に異を唱え、「大量の溶融アルミニウムがビルを流れ落ち、数百リットルもの水と接したた