先日、ある研究者に「秋田県は女性の人口流出がとても多く、研究者の間で非常に注目されている」と聞きました。そんな秋田で1月、県議会や市町村議会の女性たちがつながり「秋田県女性議員ネットワーク」を立ち上げました。 秋田県の全議員(県議と市町村議)456人のうち、女性議員は51人。全体の約11%にとどまっています。ジェンダー平等には程遠い現実がある中で議員になった女性たちは、どんなことを感じているのか。議員を目指しながら、どんなことに悩んできたのか。ネットワークの呼びかけメンバーで、新人県議の櫻田憂子さんと佐藤光子さんに聞きました。 (三浦美和子) ハラスメントは起きている ―県内の女性議員からハラスメントに遭ったというお話を聞くことがあります。男性議員たちに呼ばれて叱責された、閉会後に一人別室へ呼ばれて発言を取り消すよう迫られた、などなど…。女性議員は攻撃対象になりやすいのかな