東京大学社会科学研究所・ベネッセ教育総合研究所共同研究「子どもの生活と学び」研究プロジェクト(親子パネル調査)では,子どもの生活や学習の状況,保護者の子育ての様子を複数年にわたって調査し,それらが子どもの成長とともに,どのように変化するのかを明らかにするため,同一の親子を対象に毎年調査を実施している。 高校生活と進路に関する調査は,親子パネル調査とは別に,高校3年生の子どものみを対象に,高校卒業時の3月に実施する調査である。 この調査では,高校3年生が,高校生活において,(1)学習や生活でどのような経験・体験をしてきたのか,(2)どのような進路選択をしたのか,高校卒業時に,(3)高校3年間の生活や自分自身の「自立」の状況をどのように評価しているのか,を明らかにすることができる。 また,高校1年生から高校3年生の時に親子パネル調査に毎年継続して回答し,この調査にも回答した子どもに絞って分析す