今週も、早稲田大学ビジネススクールの入山章栄先生が経営理論を思考の軸にしてイシューを語ります。参考にするのは先生の著書『世界標準の経営理論』。ただし、本連載はこの本がなくても平易に読み通せます。 文房具のコクヨが発表したサウナブランド「SAUNA BU」は、業務外のサウナに関する部活動がきっかけとなって新規事業が生まれたユニークな事例です。社内部活の重要性を力説する入山先生に、活性化させる秘訣を聞きました。 【音声版の試聴はこちら】(再生時間:23分41秒)※クリックすると音声が流れます
家でも職場でもない、サードプレイスの魅力 23/12/26まで ごごカフェ 放送日:2023/12/19 #ライフスタイル#ローカル 午後2時台を聴く 23/12/26まで 午後2時台を聴く 23/12/26まで いま、人生を豊かにしてくれる場所「サードプレイス」が注目されているそうです。法政大学大学院・教授の石山恒貴(いしやま・のぶたか)さんに、サードプレイスについて教えていただきました。(聞き手:武内陶子パーソナリティー) 【出演者】 石山恒貴さん(法政大学大学院・教授) <プロフィール> 1964年、新潟県出身。一橋大学社会学部を卒業後、産業能率大学大学院修士課程と法政大学大学院博士課程を修了。2013年から、法政大学大学院 政策創造研究科の教授として、サードプレイスやパラレルキャリア、越境学習などについて研究を行っている。 ――サードプレイスって? 石山: 親子や夫婦といった関係性
本書は、著者の博士課程論文を基にしているため、学術論文に慣れていない方にとっては読むのに少々骨が折れるものかもしれません。しかしながら、所属する組織や、複数の組織間をまたがる越境を通じて、どのように学習経験を積み重ね、キャリアをデザインしていくか、という現代的な問いに対する一つの仮説的な回答を提示してくれる良書です。 まとまった文章の書き出しというものは難しいもので、私にとって素晴らしい学術書は、書き出しから魅了されるもののように感じます。その点、本書は序章から奮っていて、著者の想いに共感しながら読み進めました。気づきを残したい内容なので、序章からまとめてみます。 まず、本書のテーマについてまとめられている部分を見ていきます。 本書では、企業で働く個人の主体的なキャリア形成を支える学習環境として実践共同体、職場、越境に着目し、企業で働く個人が実践共同体、職場や実践共同体と職場との越境を通じ
グローバル・スタディーズ研究センター(CEGLOS)では、講演会「自著を語る」シリーズを開催します。センター客員研究員の下條尚志先生(神戸大学国際文化学研究科准教授)をお招きして、村橋勲研究員(静岡県立大学国際関係学部助教)とともに、『ミクロヒストリーから読む越境の動態』を紹介します。 越境者にとって故郷とは何か、帰属とは何か。今回の「自著を語る」では、東アフリカと東南アジアの事例から、越境者がさまざまな他者とのかかわりあいのなかで、〈いかに生きたか〉に注目し、彼らがどのように自己を見つめなおし、地域とのつながりを紡いできたかを考える。これは、越境者の〈生〉の物語と実践から、国家による「大きな物語」を脱中心化し、越境者と地域社会との間で交渉、生成される「小さな歴史」を立ち上げようとする試みである。このセミナーでは、書籍の紹介だけでなく、文化人類学を専門とする2人の若手研究者が、フィールドワ
本研究の目的は、社会教育職員のライフストーリーにもとづき、社会教育労働を生き抜いてきた個人の個別的・具体的な生き方の分析を行うことである。日常の労働のなかで構成される矛盾に向き合いやりくりをしていく弁証法的な過程のなかの主体として社会教育職員を描いた。このときの主体の形成や抵抗の戦略のなかに、社会教育職員としての力量形成の鍵を探究した。その結果、労働のなかで生じる挫折は複数の実践コミュニティを越境するなかで社会教育の意味が再構築されることで解消がみられること、また社会教育職員の力量形成に作用する実践コミュニティとは、職場や地域コミュニティだけではなく、制度やディシプリン、さらには自分やコミユニティの「未来」も、力量や挫折に関係していたことが示唆された。
「越境学習」という耳慣れない手法が、企業の人材育成に最近、採り入れられているようだ。 本書「越境学習入門」(日本能率協会マネジメントセンター)の副題は、「組織を強くする冒険人材の育て方」。経済産業省が進めるプロジェクトが元になっており、イノベーションを生み出す人材が現れることが期待されている。 「越境学習入門」(石山恒貴・伊達洋駆著)日本能率協会マネジメントセンター 著者の石山恒貴さんは、法政大学大学院政策創造研究科教授。NEC、GEなどを経て現職。著書に「越境的学習のメカニズム」などがある。共著者の伊達洋駆さんは、ビジネスリサーチラボ代表取締役。著書に「オンライン採用」などがある。 ホームとアウェイを行き来する「越境学習」 日本企業の人材育成はこれまで、OJT(日常的な職場内での学び)、Off-JT(集合研修など)、自己啓発の3種類の要素に注力してきた。とりわけOJTによる学びは、強みで
【越境学習×学習コミュニティ】オンラインセミナー開催 ~小さな越境からはじめるVUCA時代の人材育成~ 11月9日(水)13:30~15:00 越境学習の第一人者 石山恒貴教授 と企業の人材育成への活用や可能性について語る 一般社団法人ノンプログラマー協会(所在地:福岡県糸島市、代表理事:高橋宣成、以下当協会)は2022年11月9日(水)13:30より、オンラインセミナー『越境学習×学習コミュニティ~小さな越境からはじめるVUCA時代の人材育成~』を開催いたします。今回は法政大学大学院 政策創造研究科 教授 石山恒貴氏をお招きし、企業の経営者・人材育成担当者向けに、学習コミュニティを活用した越境学習の可能性についてお伝えいたします。 ■越境学習について VUCA時代の新たな人材育成手法として注目されつつある「越境学習」。 多くの企業の経営者・人材育成担当者は、「越境学習は耳にするけど、どう
The third-place “TP” characteristics, which are noted from the study of Oldenburg (1998/2013), has not been noticed in existing studies of community of practice. However, TP characteristics are said to increase learning motivation and promote learning. The purpose of this study is to examine the preceding factors of TP characteristics, to present a hypothetical model to clarify how TP characterist
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の職員が民間企業に短期留学!? そんなユニークなプログラムが2019年度から始まっている。正式名称は、新事業促進部と人事部で主導する「宇宙ビジネス共創・越境プログラム」(原則、週1回・半年間)。 官民一体で宇宙産業の市場規模を倍増させようという時代。「全てを JAXA内で完結するのではなく、外部と連携して事業を実現するために必要な、提案力の強化に取り組む」「民間事業者等との相互の人材交流等、人材流動性を高める取り組みを推進」と第4期人材育成実施方針(PDF)に明記されている。 この方針を実践すべく、2021年には3人の職員が政策金融機関、化粧品メーカー、デザインコンサルティング企業に“越境”。彼らはどんな体験をし、気付きを得たのか。(前編はこちら) 「ジャーニーマップ」で見えてきたこと ――長福さんがIDEOで取り組んだ「宇宙旅行の体験をデザインする」という
かつては、定年が近づき“のんびり”働くイメージもあった50代。しかしいま、その様相は一変しています。 全社員の3分の1を、50代以上が占める大手通信会社。 社内で増え続けるこの世代に対し、新たなチャレンジを促す取り組みを進めています。 強い危機感から始まったこの取り組み、思わぬ成果も生み出しています。 いま50代の人も、これから50代になる人も、働き方について考えてみませんか? (経済部記者 岡谷宏基) NTTグループの1社で、大手通信会社のNTTコミュニケーションズ。 約6000人の社員のうち、50代以上の社員が3分の1にあたる約2000人を占めています(ことし6月時点)。 2025年には50代以上の社員が半数を超え、さらに2030年には6割を超えると想定されています。 こうした状況に、会社は強い危機感を抱いていました。人事評価を見ると、管理職でない50代の社員は、ほかの世代と比べて評価
▮ 読後感もう5年ほど前から、就職氷河期世代の活躍支援に関する研究を、官民共創とは別の関心テーマとして進めているのですが、その中で「育児」や「社会的活動」を「スキル」として評価する意義を伝えています。 単に人格的な評価のみならず、仕事にも生きる経験として「育児」や「社会的経験」を評価することができれば、非正規や子育てパパママにとっても、非常に意義あるのではないかと考えています。 2018年に卒業した京都大学大学院でもこのテーマについて最後研究論文をまとめました。 https://www.kyoto.next-japan.net/wp-content/uploads/researchpaper-11fujii.pdf 当時書いた論文でも「越境学習」については触れていましたが、まだ一般的にはその概念は知られていなかったと考えています。そうした中で2018年に「越境学習のメカニズム」(石山恒貴)
Online ISSN : 2432-3713 Print ISSN : 1342-8497 ISSN-L : 1342-8497
2021年6月25日発行 B5判 80頁 1部937円(本体852円)(送料別) ご注文方法 2021年6月25日 掲載/2021年9月27日 全文掲載 提言 学習におけるサードプレイスの重要性(PDF:476KB) 松本 雄一(関西学院大学教授) 解題 ライフキャリアとサードプレイス(PDF:547KB) 編集委員会 論文 サードプレイス概念の拡張の検討─サービス供給主体としてのサードプレイスの可能性と課題(PDF:846KB) 石山 恒貴(法政大学教授) 同郷者ネットワークと職業紹介機能─同郷者集団研究の知見をもとに(PDF:874KB) 中西 雄二(東海大学准教授) 越境学習,NPO,そして,サードプレイス─学習空間としてのサードプレイスに関する状況論的考察(PDF:780KB) 長岡 健(法政大学教授) 橋本 諭(産業能率大学准教授) 目的交流型サードプレイスとライフキャリア─離職
The purpose of this study was to review previous studies about workplace learning to give a theoretical basis for the future study.Because workplace learning is an interdisciplinary research topic, prevent and previous works in this field have investigated each issue on the discipline basis, e.g., economics, management studies, psychology, and sociology. The author defines workplace learning by th
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