昨春の国家公務員採用総合職試験で、東大の合格者が200人を割り話題になった。東大生のいわゆる「官僚離れ」だ。いま、東大生の国家公務員観はどうなっているのか。またその価値観は、現役の国家公務員から見てどれほど実態に即しているといえるのか。本特集では、東大生が国家公務員に「なろうと思うまでは大変か」「なるのは大変か」「なったら大変か」を考えていく。初回は「なろうと思うまでは大変か」について。東大の合格者数の推移やアンケートを基に、現役東大生が感じる国家公務員就職の「壁」の実態を分析する。(構成・金井貴広、取材・丸山莉歩) ①東大生が国家公務員に「なろうと思うまでは大変か」(本記事) 【解説】国家公務員総合職試験 東大出身の合格者数・就職者数の推移 東大生アンケート 国家公務員の印象は 試験対策コミュニティーも ②国家公務員に「なるのは大変か」 民間併願が容易に? 総合職試験、卒業生の対策&人事