月曜社 本体3,200円 46判(縦188mm×横130mm×束幅18.5㎜)並製308頁、重量310g、ISBN:978-4-86503-158-4 C0010 この一冊から始まるアルトー・・・ドゥルーズ、デリダ、フーコーらに決定的な啓示を与え、土方巽、寺山修司らを揺り動かしたアントナン・アルトーとは何者なのか。14名の最前線の書き手による、24年ぶりの論集。「自殺論」新訳3編併録。
月曜社 本体3,200円 46判(縦188mm×横130mm×束幅18.5㎜)並製308頁、重量310g、ISBN:978-4-86503-158-4 C0010 この一冊から始まるアルトー・・・ドゥルーズ、デリダ、フーコーらに決定的な啓示を与え、土方巽、寺山修司らを揺り動かしたアントナン・アルトーとは何者なのか。14名の最前線の書き手による、24年ぶりの論集。「自殺論」新訳3編併録。
月曜社 本体4,500円 46判(縦188mm×横130mm×束28mm)上製464頁 ISBN:978-4-86503-152-2 C0098 重量440g アルトー・コレクション全4巻完結! 生前に書物として構想されていた最後の作品にして、日常性をゆるがす「残酷の演劇」の言語による極限への実践。「アルトーのすべての作品のうち、もっとも電撃的であり、彼自身がもっともさらされた作品」(原著編者)と言われる、翻訳困難なテクストを詩的な名訳で贈る。『アルトー後期集成Ⅱ』(河出書房新社、2016年)の改訂版。
アルトーにとっての最大の転機であり、思想史上最大のドラマでもあったキリスト教からの訣別と独自の《身体》論構築への格闘を、狂気の炸裂する詩的な書簡(1943~46年)によって伝える絶後の名編。アルトー研究の第一人者二氏による改訳決定版。 ※白水社『アントナン・アルトー著作集』第V巻1998年刊の増補・改訂版です。 ※月曜社「アルトー・コレクション」続刊・・・2:アルトー・ル・モモ | 3:カイエ | 4:手先と責苦 アントナン・アルトー(Antonin Artaud) 1896年9月4日、父アントワーヌ=ロワと母ユーフラジー・ナルバスの長子として生まれる。5歳のとき、脳脊髄膜炎を患い一命をとりとめる。1921年、俳優としてデビュー。1924年、ジャック・リヴィエールとの往復書簡発表。シュルレアリスム・グループに参加。27年に離脱。1932年、「残酷の演劇宣言」。34年、「ヘリオガバルス」。
アントナン・アルトー『神経の秤・冥府の臍』 鈴木創士『アントナン・アルトーの帰還』 鈴木創士『サブ・ローザ 書物不良談義』 1 20世紀は、手当たりしだいに、そしてもうそれしか残されていない最後の頼みの綱のように、「存在」と「身体」の思想を探し求めました。このことはとても特徴的な事柄でした。もしかしたら20世紀的な身体というものがあったのだと言ってもいいのでしょうが、それには当然のことながら歴史的条件がぴったりと裏面をなしていたと考えることができるでしょう。 しかしむしろ重大な「病跡」は人類の歴史のほうにあったのではないか。歴史のもつ疾病の経歴と言ってもいいでしょう。世界大戦、強制収容所、原爆、テロリズム、数々の宗教戦争や民族主義などなどがすぐさま思い浮かびますが、私は必ずしも歴史が人を狂気にしたのだと言いたいのではありません。しかし歴史自体もまた狂気を経験したことには変わりありません。精
2014年 8月 21日 コメントは受け付けていません。 『アントナン・アルトー 自我の変容――〈思考の不可能性〉から〈詩への反抗〉へ』 熊木淳 A5判上製/368頁/定価=5000円+税 978-4-8010-0052-0 C0098 8月28日発売予定 装幀=宗利淳一 明晰なる狂気のストラテジー テクスト/俳優、父/子、思考/言葉……〈前のもの〉による〈後のもの〉への支配を自身の〈病〉として引き受けたアントナン・アルトー。初期の書簡から演劇論、そして晩年の思考までをつらぬくものは、先立つ〈起源〉への徹底的な反抗であった。あらゆる系譜を逆転させる戦略的な視点から現代詩への影響を論じた最もアクチュアルなアルトー読解。 【目次】 序 第1部 診断と治療 第1章 診断 第2章 治療 第2部 残酷の変容 第1章 残酷なき演劇 第2章 残酷演劇 第3章 事後的残酷 第3部 詩への反抗 第1章 言葉
第52回 2014年7月 身体から抜け出す身体 鈴木創士 アントナン・アルトー『神経の秤・冥府の臍』 鈴木創士『アントナン・アルトーの帰還』『魔法使いの弟子』『サブ・ローザ』 パオロ・ウッチェロ 私はいつも自分のからだが魔術幻燈になったように感じている。ファンタスマゴリックな腕、シメールのような脚。幻想の首。 ギクシャクとしたからだの動きはあまりにも多くのものが犇めき合った幻影のなかにある。身体はつねに充溢に向かう動きのなかで生きているらしいのだから、痛みを回避するこつを覚えねばならない。痛みは悪である。悪を知ったとしても、からだに巣食う悪が何なのかは金輪際わからない。だがどうしてそれを知る必要があったのだろう。プラトンが言うように、知ることは思い出すことなのだろうか。痛みを? 少しだけ意識を集中して、心臓を「立て直す」。長年、あまりに痛めつけたからなのか、悲しいかな、こいつはちゃんと働い
プラトンのダンス論 優美概念資料(1) under construction 優美概念資料(2) under construction ホガースの優美論 シラーの優美論 under construction ニーチェのダンス論 under construction アルトーについてのメモ(1)バリダンスについて 宇野は、本書「第一部 思考不可能をめぐる詩学」を書きはじめる際まず、アルトーが陥った「思考と身体の麻痺や石化の状態」にまなざしを固定する。この「硬直」した身体には、「さまざまな力がひしめいている。むしろひしめく力の衝突が、表出の機会を見出せないで、このような硬直を作り出しているのではないか」(22頁)。ならば、「精神と肉体の結び目をほどき、もう一度結び直さなければならない。硬直し、麻痺し、崩壊した思考は、繰り返し、石として打たれ砕かれ、そのとき同時に思考の変形が、あくことなく探られ
音楽:佐藤薫+BANANA-UG(EP-4 Unit3) 日時:2011年9月1日(木)- 5日(月) 会場:赤坂レッドシアター 伝説の演劇人・芥正彦が結城一糸とともにアントナン・アルトーに挑む。 江戸300年の伝統とともに蘇る残酷劇。 20世紀フランスの最大の詩人の一人であり、現代演劇に真の革命をもたらした演劇理論家、そして自身、きわめて特異な俳優でもあったアントナン・アルトー。彼の送った生涯は波乱に満ち、われわれの想像を絶する激烈なものだったが、その人生最後の一日を描く。 9年間にわたり精神病院に監禁されたアルトーはわれわれの世界に帰還する。世界はちょうど第二次世界大戦の終結を迎えたばかりであった。歴史の血まみれの出来事、最終的解決を宣言できない歴史のドラマは、彼の荒れ狂う身体のなかでも同時に生起した何ものかであった。アルトーは詩人の身体をそのように作り変え、生きたのだった。 アルトー
音楽:佐藤薫+BANANA-UG(EP-4 Unit3) 日時:2011年9月1日(木)- 5日(月) 会場:赤坂レッドシアター ◎仏文学者/作家として知られる鈴木さんですが、今回の『アルトー24時』は、その幅広い活動のなかでも大きな比重を占めるアントナン・アルトーについての作品です。そもそも、鈴木さんとアルトーとの縁はどのように始まったのでしょう? とりわけ高校のバリケードの中で読みました。あとガールフレンドの家とか、むさくるしい街角とか、荒んだ空地とか、神社の境内とか、ローカル線の駅のベンチとか、ゴーゴー喫茶(みなさんはそれが何かはご存知ないとは思いますが)とかで。ちっぽけなバリケードの暑い夜は、高校生たちにとって、読書をするには最適の環境でしたし、後からわかったことで後の祭りですが、アルトーの亡霊からのサインがいろいろあったのです。他の諸々の思想を論破するにはこれが最適で、最も性に合
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