紹介 時空を自在に超えて展開する、不思議な物語の数々。 後年『ハザール事典』で世界を瞠目させることになる作家の、奔放な想像力が躍動する幻想短編アンソロジー。 目次 バッコスとヒョウ アクセアノシラス ロシアン・ハウンド クシャミをするイコン カーテン 風の番人 朝食 ドゥブロヴニクの晩餐 沼地 フェルディナント皇太子、プーシキンを読む 夢の投稿 ブルーモスク 裏返した手袋 ワルシャワの街角 出来すぎの仕事 聖マルコ広場の馬 もしくはトロイアの物語 十六の夢の物語 解説(三谷惠子) ミロラド・パヴィッチ (パヴィッチ ミロラド) (著) セルビアの作家・詩人・文学史家。1929年、ベオグラードにて生まれる。 ベオグラード大学卒業後、編集者として働きながら、大学でセルビア文学史を講じ、創作や学術論文の執筆を行う。1967年、詩集『パリンプセスト』で詩人としてデビュー。70年代から80年代前半