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トマス・ピンチョンに関するflorentineのブックマーク (56)

  • 『重力の虹』のスロースロップはどこへ消えたのか?:トマス・ピンチョン『重力の虹』雑考 - 門前に客ありとも報ずるを許すなかれ

    トマス・ピンチョンの傑作小説『重力の虹』です。 さまざまな物語を内包し、重ね合わせて語られる大複合小説として、不動の地位を保ち続けています。僕も大好きな小説です。 第二次世界大戦末期、アメリカ人のタイロン・スロースロップ中尉はイギリス軍に出向している。スロースロップは女好き。ロンドンで遊んでいる。そんな彼がセックスした場所に、二日から十日以内にロケットが落ちてくる。この怪現象にイギリス軍の機関が気付いた。どうやらスロースロップの勃起とロケットの着弾に相関関係があるらしいのだが……。 そういう始まり。 戦争が終わると、スロースロップはドイツに渡る。追いかけてくる連中から逃げながら、なりゆきで「ロケットマン」に扮することになり、やがてロケットと関わりのある部品を探し求める。 ピンチョンの小説は、よくパラノイアをキーワードに語られるけれど、『重力の虹』に関しては、あまり多用しないほうがいいように

    『重力の虹』のスロースロップはどこへ消えたのか?:トマス・ピンチョン『重力の虹』雑考 - 門前に客ありとも報ずるを許すなかれ
  • トマス・ピンチョン『重力の虹』読書Wiki

    [Read Me]トマス・ピンチョン『重力の虹』Wiki使い方 / Memo:ドイツとスイスとイギリスとアメリカの企業 / バックファイア作戦 / 4.カウンターフォース / ラケーテン・シュタット / キルギスの光 / 醜い豚の子亭 / ホルシュタイン / ジャバジェフ / チュー・ピアン / ルーバ / ガリーナ / メドヴィツィ・ウゴロック / セミレチエ / ヴァスラフ・チチェーリン /

    トマス・ピンチョン『重力の虹』読書Wiki
  • unreals.org is Expired or Suspended.

    「 unreals.org 」のページは、ドメインが無効な状態です。 こちらから変更・更新を行ってください。 「 unreals.org 」is Expired or Suspended. The WHOIS is here.

    florentine
    florentine 2016/02/27
    これを見ながら積読をたおしにいくべきか!w
  • Book Lovers Rejoice! Thomas Pynchon Has Released A Photograph Of His Mouth

    Book Lovers Rejoice! Thomas Pynchon Has Released A Photograph Of His Mouth If you’re a lit nerd, then we hope you’re sitting down, because this news is going to absolutely blow you away. Thomas Pynchon, the notoriously reclusive novelist, just released a photograph of his mouth to the public! Wow. Pynchon is famous for refusing interviews and public appearances, and up until the release of this ph

    Book Lovers Rejoice! Thomas Pynchon Has Released A Photograph Of His Mouth
  • 映画『インヒアレント・ヴァイス』本日4月18日公開: sgtsugar.com.blog

    上映館情報 『キネマ旬報』で4月下旬号では、サトチョンのインタビュー記事に5ページ割いていただきました。インタビュワーの五所純子さんが、この映画について、「60年代から70年代にスライドしていくなかで失われたもの、その哀しみを滲ませつつ、それを小さなところで逆転するロマンチックな映像劇」と、卓抜に表現しています。 私は、ドッグとビッグフットのこじれた友情について、安全ドラッグとしてのマリワナについて、アンダーソンにとってピンチョンへの傾倒は自然なことだということについて語り、これは将来的に名作となる、と予言させていただきました。 もうすぐ発売される『ユリイカ』5月号は、P・T・アンダーソン監督の特集で、柳下毅一郎さんと対談しました。 発言を一カ所だけ、プレビューします。 佐藤 映画のレベルでもうひとつ、小説よりくっきりと光が当たっているのがコーイ・ハーリンゲン(オーウェン・ウィルソン)です

  • 『LAヴァイス』 トマス・ピンチョン - 異色もん。

    サンリオ文庫版『競売ナンバー49の叫び』を読んでいまいちピンと来なかった当ブログ主はほぼ初ピンチョンに近い。 1960年代が過ぎたLA。しがない探偵ドックは昔の恋人から頼みごとをされて・・・。 女に目のないドックは肝心なところでトリップして気を失ってトラブルをこじらせるような全く頼りにならない人物だが、どころなく憎めないユーモラスな主人公。ロックや1960~70年代アメリカ文化に親しんだ当ブログ主には馴染み深い道具立てで、ちょっとユーモア風味のカラフルなポップ小説として読むことが出来る。しかし基的にはユーモアハードボイルドのフォーマットを踏襲しつつも、ちりばめられた要素は夥しい数に及び、歴史なども含めた西海岸を中心とするアメリカという国が浮き彫りにされる小説でもある。解説は素晴らしく、そうした要素について詳しく解きほぐしてくれる。一読では十分に把握できないけど。 解説によるとピンチョンの

    『LAヴァイス』 トマス・ピンチョン - 異色もん。
  • 【ワーナー公式】映画(ブルーレイ,DVD & 4K UHD/デジタル配信)|インヒアレントヴァイス

    インヒアレントヴァイス INHERENT VICE 2014年 アメリカ (C) 2014 Warner Bros. Entertainment Inc., Interactivecorp Films, LLC and RatPac-Dune Entertainment LLC. All rights reserved. 『マグノリア』 『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』 『V.』 『重力の虹』 ポール・トーマス・アンダーソン監督 トマス・ピンチョン原作 『ザ・マスター』 『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』 ホアキン・フェニックス主演 70年代ポップ・カルチャーに彩られた“グルーヴィー”(超いかした)な探偵サスペンス! ヒッピー探偵、元カノの愛人の大富豪を救えるか? ロサンゼルスに住む、私立探偵のドックの前に、今も忘れられない元カノのシャスタが現れる。不動産王で大富豪の愛人になったシャス

  • 「『重力の虹』配線図」、近日ダウンロード: sgtsugar.com.blog

    11月29日、青山ブックセンターで行いましたトークイベント「『重力の虹』の(楽しい)苦しみ方」で配布しました「『重力の虹』配線図」(A3ノビサイズ)は、近日中に新潮社側でネット公開すると連絡いただきました。 また、当日のお話し内容は、1月初旬に発売される文芸誌「新潮」に掲載の予定です。その誌面で配線図──登場人物と組織の相互関連を示すもの──の「改良版」も掲載されるとのことです。(小さくなりますが十分読めると聞きました) なお、この「配線図」は「第三部まで」とお断りしています。というのも、第四部は、それまで整理されていたた関係を崩したり混線したりしながら進んでいくので、そこで進展する新しい繋がりはとりあえず排除した方がいいと思った次第。 当日『重力の虹』の攻略法として、第二部から読んでもいいのではないかと申し上げたことに関して付記します。 この小説は「線」ではなく多数の線が織りなす「面」と

  • Listen to the Soundtrack For Paul Thomas Anderson’s ‘Inherent Vice’

    Listen to the Soundtrack For Paul Thomas Anderson’s ‘Inherent Vice’ Fitting the late 1960’s/early 1970’s era of Inherent Vice (our review), Jonny Greenwood‘s third collaboration with Paul Thomas Anderson is an expectedly more relaxed score, while still ramping the paranoid-infused reverberations as Joaquin Phoenix‘s Doc Sportello gets further down the rabbit hole. While we’ll have to wait some tim

    Listen to the Soundtrack For Paul Thomas Anderson’s ‘Inherent Vice’
  • 立ち読み|波|新潮社

    重力の虹(上) トマス・ピンチョン、佐藤良明/訳 耳をつんざく叫びとともに、V2ロケット爆弾が空を切り裂き飛んでくる。ロンドン、1944年。情報局から調査の命を受けたスロースロップ中尉は――。ピューリッツァー賞が「卑猥」「通読不能」と審査を拒否した超危険作にして、今なお現代文学の最先端に屹立する金字塔がついに新訳。詳細な註と膝を打つ解説、索引を付す。 ISBN:978-4-10-537212-5 発売日:2014/09/30 重力の虹(下) トマス・ピンチョン、佐藤良明/訳 耳をつんざく叫びとともに、V2ロケット爆弾が空を切り裂き飛んでくる。ロンドン、1944年。情報局から調査の命を受けたスロースロップ中尉は――。ピューリッツァー賞が「卑猥」「通読不能」と審査を拒否した超危険作にして、今なお現代文学の最先端に屹立する金字塔がついに新訳。詳細な註と膝を打つ解説、索引を付す。 I

    立ち読み|波|新潮社
  • Thomas Pynchon Will Have a Cameo in the Inherent Vice Movie

    Paul Thomas Anderson won’t say it, but everyone else will: Thomas Pynchon will make a cameo in PTA’s upcoming Inherent Vice adaptation. “He came on as the kind of mercurial iconoclast he is,” Josh Brolin, who plays macho LAPD detective Bigfoot Bjornssen in the film, tells the New York Times. “He stayed in the corner.” This, of course, sets up its own Pynchonian paradox: If nobody knows what you lo

    Thomas Pynchon Will Have a Cameo in the Inherent Vice Movie
  • ジェラルド・ハワード「『重力の虹』の思い出 〜ピンチョン A to V 〜」翻訳(その1) - tweakkの日記

    原文はこちら。 ヴァイキング・ペンギン出版の元編集者ジェラルド・ハワード氏が、ピンチョンの『重力の虹』の思い出話や制作秘話?を語ったもの。2005年にこのbookforum.comというサイトで発表されたと思われる(これがどういう種類のサイトなのだかよく知らない。このとき同氏はランダムハウスグループのダブルデイ・ブロードウェイ出版の編集長だった)。いろんな話が出てきておもしろい。 2006年にこのテクストをみつけていつか訳そうと思っていたらこんなに時間がたってしまった。長いので分載。翻訳の許可とかはとってないので、怒られたら消します。 誤訳が山ほどあるかと思うので、ご指摘いただけたら大変有難いです。 続きは後日。 1973年、トマス・ピンチョンの『重力の虹』が私の脳髄を直撃し、そう、V-2ロケットのごとく爆発した。それは当時私がまさに求めていた、自分の精神と魂の状態について教えてくれる

    ジェラルド・ハワード「『重力の虹』の思い出 〜ピンチョン A to V 〜」翻訳(その1) - tweakkの日記
  • 『重力の虹』はプラスチックについての小説でもある。: sgtsugar.com.blog

    『重力の虹』(上/下)、たくさんの人が気合いを入れて仕事をして、いまは盛んに印刷機、裁断機が活躍している最中でしょうが、すでにアマゾン等でも予約注文を開始しているようです。 書影も載っていますが、その芸術的衝撃が伝わっていないようなので、もう少し実物の感じが伝わるように、部分を拡大して掲示します。ただし、最終版では、文字にもっと贅沢な処理をするそうですよ。どんな処理か、僕も見ていません。楽しみに。

  • 一筋の叫びが: sgtsugar.com.blog

    新訳の最初の文です。原文はアメリカ文学の メモラブルな first sentence としてよく引用されるので、記憶に残るリズムがほしかった。作文であれ翻訳であれ、冒頭はなかなかリズムが摑めないもので、ここは最後に訳し直しました。 一筋の叫びが空を裂いて飛んでくる。前にもあった、だが今のは何とも比べようがない。 A screaming comes across the sky.  It has happened before, but there is nothing to compare it to now.

  • 「虹」の上/下: sgtsugar.com.blog

    頭では昔のポルノ的映画のシーンを再現して、絶頂に達しながら、過去に腹に宿った娘の名を口にする。 [下]の始まりは . . . yes, Bitch──yes, little bitch──poor helpless bitch you’re coming 過去にその映画を見て興奮したペクラーがそのまま家に戻ってにのし掛かり、 そのときできた娘のことを思いながら、その映画のシーンを頭の中で再現している。

  • 『重力の虹』新訳は索引つき: sgtsugar.com.blog

    (10/16)新番組「ラジオ玉手箱」は、レトロを越えた、コアな昭和へお連れします。 (10/16)南雲堂、〈ホーソーン短篇全集〉國重純二個人訳、祝完結 (09/18)自衛隊員だけの問題じゃない、国民の精神に迫る危険。 (07/03)表象文化論学会で、『重力の虹』実写絵巻を披露します。 (04/22)『インヒアレント・ヴァイス』予習のページ (04/18)「インヒアレント・ヴァイス」/「LAヴァイス」で、お呼ばれ (04/18)映画『インヒアレント・ヴァイス』日4月18日公開 (02/07)『LAヴァイス』は4月18日公開。 (01/13)And の意味をきちんと読むこと。 (01/12)Inherent Vice 全米公開中 2015年10月(2) 2015年09月(1) 2015年07月(1) 2015年04月(3) 2015年02月(1) 2015年01月(2) 2014年12月(2

  • 続・進行状況: sgtsugar.com.blog

    高崎市役所から、「平成26年度市民税に関するお知らせ」というのが郵送されてきました。 何かと思ったら、税金がゼロの低収入者に、臨時福祉給付金をくれるのだそうです。 は小躍りして喜んでいますが(偉いなあ、ふつうは亭主をなじるだろう)、私は苦笑するしかありません。 ほんと『重力』に深入りするばかりで、収入をあげることを考えていませんでした。 なんか、まだ身体も頭もふつうに動くのに、市民の税金から1万円受けとるの、申し訳ない気がします。 原作が、交換価値の経済を前提とした仕事じゃないから、こういうことになるんでしょう。それにしても1966年の途中から刊行の73年まで、難解は二冊の小説の印税(出版元はリピンコット、マイナーです)だけで、やれていたんだとしたら、すごいぜ。 しかし訳者は、「すごいぜ」と言っていられても、日の出版社にとって、こういう小説を引きうけのは、きついことこの上ないわけで。だ

  • 進行状況: sgtsugar.com.blog

    『重力の虹』の出版予定ですが、昨年11月に全巻入稿、校閲を経た初稿返しわずかな残りと、註の完成バージョンが今週お返しできるので--まだ編集サイドの作業量は非常に多いですし、とにかくハードルの高い作品ですし「解説」も相当がんばらないといけないのですが--学生さんが夏休みに入るころまでには、おっ!と驚く装幀で書店さんに並んでいるだろうと、想像しています。出版社に代わって、私が「想像」以上のことを言うことができないのはご了承ください。訳者だけでなく、作りにたずさわるすべての方々にとって、圧倒的に重量のある相手なのでね。 新潮社のブログに「予頁各512頁」とあったのを、いま知りました。ちと軽く見られていたかな。現段階で、上巻738頁、下巻717頁ありまして、下巻には解説と索引がつくので、もっと膨れます。註はどうしても多いので、読みやすいように対応する下の段に入れてもらいました。あくまでも文の障

  • トマス・ピンチョン「重力の虹 -Gravity's Rainbow-」考察1 | 大脇一輝の「はちゃめちゃ大混乱」

    florentine
    florentine 2014/02/17
    読んだら必ずきます!
  • トマス・ピンチョン『V.』とはなにか?

    米国の推理小説作家ダン・ブラウンの大ヒットした長編『ダヴィンチ・コード』のなかで、主人公ロバート・ラングドン教授がレオナルド・ダヴィンチの「最後の晩餐」を指してこう解説する。中央に座るイエスの向かってすぐ左側に座る人物は、イエスの12使徒のなかでひときわ若くなまめかしく描かれており、その長い髪はまるで女にしか見えない。「このなかの一人が私を裏切るだろう」と言うイエスの言葉に他の使徒たちは怖れ、驚くが、左手の人物は悲しげな顔をしているだけである。しかも聖書には「イエスの愛しておられた者がみ胸近く席についていた」としか書かれておらず名前もない。そしてなによりイエスとこの人物とのあいだには不自然なほどの距離があいており、そのひらいた空間はアルファベットの「V」のかたちをしている。「V」は杯のかたちであり、それは聖杯を意味する。さらにこの左手の人物を左右裏返すと、ちょうどイエスの肩にしなだれかかる

    トマス・ピンチョン『V.』とはなにか?
    florentine
    florentine 2013/10/27
    あとで よんだらくる