ダライ・ラマ法王日本代表部事務所が8月30日、SAGE GROUP(国際宗教連盟)に向けた「最終警告」をウェブサイトに掲載しました。SAGE GROUP関連サイトから、ダライ・ラマ法王の画像や代表部事務所サイトへのリンクを削除するよう求めています。SAGE GROUPは、ドクター・中松氏(幸福実現党特別代表)や「脳機能学者」の苫米地英人氏のチベット仏教の称号自称をコーディネートした団体です。 【ダライ・ラマ法王日本代表部事務所 2010年08月30日】SAGE GROUP( 国際宗教連盟)に関するお知らせと最終警告 関係者各位 殿 ダライ・ラマ法王日本代表部事務所にメディア・寺院および一般個人から、SAGE GROUP( 国際宗教連盟)と関係がありますか、との問い合わせを多数頂いております。 私たちは一切関係がありません、とはっきり申し上げます。実際、2010年8月4日付にて、代表の中井天
【ダラムサラ(インド北部)栗田慎一】ノーベル平和賞受賞者で、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世(74)は6月の訪日を前に、亡命政府のあるダラムサラで毎日新聞と会見した。自殺者が12年連続で年間3万人を超える日本。ダライ・ラマは「周囲に頼っても何ら問題ではない」「拝金主義から脱し、隣人が苦しんでいる時こそ救いの手を」と語り、病める日本社会にメッセージを発した。 長引く不況に伴うリストラや借金苦、学校や職場でのいじめ……。自ら命を絶つ人のほか、心を病む人も多い。そして、悲しみは周囲に広がる。「日本は経済成長で(人々の心は)限界に直面し、今では経済の分野でも世界規模の危機の中で苦しんでいる」と案じる一方、「現代社会は人間への慈しみや愛が欠けている」と説いた。 自殺を減らす方策はあるのか。ダライ・ラマは「祈りだけで問題は解決しない」と断言し「次世代のために内なる価値観を重視する教育システム
ノーベル平和賞受賞者で、チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世(74)が、4月28日、亡命政府のあるインド北部ダラムサラの法王宮殿で毎日新聞の単独インタビューに応じた。和訳全文は次の通り。【聞き手・栗田慎一】 ◇慈悲や愛…「内なる価値」の重要性を学ぶ教育システムを Q 今、日本では、リストラ、過労、借金、職場や学校でのいじめなどを理由に、多くの人々が自ら命を絶ちます。日本社会は自信を失っているようにも見えます。毎日新聞を通じ、日本人、日本社会へのメッセージを頂けますか。 A 私は最近、シッキム(インド東部の州)から来た友人と会いました。シッキムは経済的に発展しましたが、そこで暮らす人々にギャンブルやアルコール依存症が増えました。ある者は精神的な不安を抱えています。西側諸国の友人も、そして多くの科学者も同じ状況にあります。現代社会は一般的に人間への慈しみや愛が欠けていると言われます。家族の
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